我慢の限界を超えた先に…体調不良や離婚の選択も
一方で、「距離をとる」ことができずに心身に不調をきたしてしまった人も。ストレスから体調を崩し、入院や別居、最終的には離婚に至ってしまったケースもありました。
「何を言っても『俺の母親はあんなだから』で片付けられる」「『気にしすぎじゃない?』と取り合ってくれない」といったように、夫が嫁姑問題に無関心だったり、姑の肩ばかり持っていたりといった「夫の態度」が事態を深刻化させていることも多いようです。
興味深いのは、本音をぶつけたことで関係が改善したというケースもあること。「ずっと我慢してたけど、堪忍袋の緒が切れて本音で話したら意外と関係が良くなった」「お互い意地の張り合いだなって気づいて、私から優しく接するようにしたら今は義母も柔らかくなったよ」という意見も寄せられていました。家庭によって状況は異なりますが、時には思い切った本音が関係修復のきっかけになることもあるようです。
家庭の数だけ形があり、ひとつの正解を見つけるのは難しい嫁姑問題。だからこそ無理に耐えるのではなく、状況に応じた「自分を守る選択」が必要なのかもしれません。