クロード・モネ《睡蓮》1916-1919年頃
油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ
© musée Marmottan Monet

日本最大規模の〈睡蓮〉が集結する究極のモネ展

パリで開かれた第1回印象派展から150年。この記念すべき年に開催される本展は、印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネ(1840~1926)の、晩年の作品に焦点を当てたものです。7点の日本初公開作品を含む約50点が、パリのマルモッタン・モネ美術館から来日し、モネの晩年の芸術の極致を紹介します。

“光の画家”として知られるモネにとって、晩年の最重要テーマは「睡蓮の池」でした。
1890年、50歳になった彼は、7年前に移り住んだフランス・ノルマンディー地方の小村、ジヴェルニーの土地と家を買い取り、これを終の棲家とします。3年後、庭の土地をさらに買い足し、セーヌ川の支流から水を引いて、睡蓮の池が造られました。周囲の木々や空、光を映したその池の水面は、晩年の創作において最大の源になったといいます。

クロード・モネ《睡蓮》1914-1917年頃
油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ
© musée Marmottan Monet

そして、彼が最期まで追求し続けたのが、「大装飾画」と呼ばれる、睡蓮の池を描いた巨大なカンヴァスで部屋の壁面を埋め尽くす展示空間でした。1914年以降、70代の彼が手がけた大装飾画は長辺が2メートルにおよびます。

本展では、この大画面の〈睡蓮〉の数々が集結。大装飾画を中心とした、〈睡蓮〉の作品20点以上に囲まれ、モネの世界へ没入するかのような体験ができます。

また、大装飾画の制作と並行して手がけられた独立した小型連作も複数展示。池に架かる日本風の太鼓橋や枝垂れ柳、ばらのアーチがある小道などをモチーフとした、鮮烈な色彩の生むハーモニーにも注目です。

モネが長い道のりの果てにたどり着いた境地を、ぜひ会場でご堪能ください。

クロード・モネ《枝垂れ柳と睡蓮の池》1916-1919年頃
油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ
© musée Marmottan Monet



【応募締め切り日】11月14日(木)
※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます(11月末頃予定)
 

■開催概要
モネ 睡蓮のとき[東京展]
会期: 2025年2月11日(火・祝)まで
開館時間:9時半~17時半(金・土曜日は21時まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、10月15日(火)、11月5日(火)、12月28日(土)~2025年1月1日(水・祝)、1月14日(火)(ただし、10月14日(月・祝)、11月4日(月・祝)、2025年1月13日(月・祝)、2月10日(月)、2月11日(火・祝)は開館)
会場:国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)
   JR上野駅(公園口)徒歩1分
   京成電鉄京成上野駅 徒歩7分
   東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅 徒歩8分
   ※お車でのご来館はご遠慮ください
観覧料[当日券]:一般2,300円、大学生1,400円、高校生1,000円、中学生以下無料

主催:国立西洋美術館、マルモッタン・モネ美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社、BS日テレ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
特別協賛:大成建設
協賛:第一生命グループ、光村印刷、SOMPOホールディングス
協力:日本貨物航空、NX日本通運、TOKYO MX、TOKYO FM、ニッポン放送、西洋美術振興財団
企画協力:NTVヨーロッパ

●展覧会公式HP:https://www. ntv. co. jp/monet2024/
●X(旧Twitter):@monet 2024_jp
●Instagram:monet 2024_jp
●お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)