時代を彩る美しい香水瓶の数々

緑豊かな箱根仙石原に位置するヴェネチアン・グラス専門の美術館、「箱根ガラスの森美術館」にて、古代から近現代まで、香水瓶を通して人と香りが歩んだ軌跡をたどる展覧会が開催中です。
水晶や瑪瑙(めのう)などで制作されたものや、神話や愛などの寓意を込めたもの、香りのイメージがデザインされファッションとして取り入れられるようになったものなど、さまざまな香水瓶約80点を紹介。
香りは、古代では神への捧げものとして、中世からルネサンスにかけては病気から身を守る薬や魔除けとして、そして現代ではファッションとして、時代とともに役割を変えていきました。香りの「衣装」ともいえる香水瓶には、その時代を生きた当時の人々の想いが込められています。

「馬車形香水瓶」 1860年頃 イタリア
箱根ガラスの森美術館所蔵
「香水瓶セット」 1870年頃 フランス
海の見える杜美術館所蔵
「薔薇水撒水瓶(アルモラータ)」 17~18世紀
スペイン 箱根ガラスの森美術館所蔵

ルネサンス期、イタリア各都市の宮廷で流行した香水のレシピをフランスに伝えた、カテリーナ・ディ・メディチ。そしてその後、宮廷文化をリードし香水文化をフランスで花開かせたといわれる、マリー・アントワネット。古代エジプトでバラの香りを愛し、権力者たちを魅了したといわれるクレオパトラ。
会場では、香水文化を彩るこれら3人の貴婦人をそれぞれイメージし、本展のために調香された香りを楽しむこともできます。

テクノロジーを駆使したコーナー「煌めきディスプレイ」では、従来のディスプレイでは伝えきれなかった、香水瓶の自然でリアルな質感や光沢感を、高精細拡大画像で鑑賞することができます。
実物では小さくて見逃してしまうかもしれない作品の魅力を、余すことなく堪能できること間違いありません。


【応募締め切り日】11月14日(木)
※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます(11月末頃予定)
 

■開催概要
特別企画展「香りの装い ~香水瓶をめぐる軌跡~」
会期:2025年1月13日(月・祝)まで
開館時間:10時~17時30分 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
会場:箱根ガラスの森美術館(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48)
〈アクセス〉
箱根登山バス(湖尻桃源台行)「箱根ガラスの森」
観光施設巡りバス(SまたはM路線)「ガラスの森」
入館料:大人1,800円、大学生・高校生1,300円、中学生・小学生600円

主催:箱根ガラスの森美術館、毎日新聞社
後援:箱根町
協力:箱根DMO(一般財団法人 箱根町観光協会)、小田急グループ
特別協力:海の見える杜美術館、高砂香料工業株式会社

●公式HP:https://www.hakone-garasunomori.jp/event/exhibition_2024
●お問い合わせ:箱根ガラスの森美術館 Tel. 0460-86-3111

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