空海も日々対面していたご本尊が上野に

京都市の北西部、高雄に位置する神護国祚真言寺(じんごこくそしんごんじ)、通称神護寺(じんごじ)。
天長元年(824)に高雄山寺(たかおさんじ)と神願寺(じんがんじ)というふたつの寺院がもとになって誕生した神護寺は、2024年で創建1200年を迎えました。本展は、それを記念した特別企画展です。
高雄山寺は、唐で密教を学んだ空海が帰国後に活動の拠点とした寺院であるため、神護寺は真言密教のはじまりの地と呼ばれています。

今回、寺外での公開が初めてとなるのが、平安初期彫刻の最高傑作ともいえる国宝「薬師如来立像(やくしにょらいりゅうぞう)」です。重量感あふれる造形と威厳ある表情は、独特の迫力をたたえています。

国宝「薬師如来立像」平安時代・8~9世紀
京都・神護寺蔵(通期展示)

また、国宝「両界曼荼羅(高雄曼荼羅)」は、空海が直接制作にかかわった現存最古の両界曼荼羅です。その大きさは4メートル四方。この展覧会では、江戸時代以降およそ230年振りに、6年かけて修理された姿で登場します。
さらに、国宝「五大虚空蔵菩薩坐像(ごだいこくうぞうぼさつざぞう)」も見どころのひとつ。鎮護国家を願い、当時の最高技術を持つ工人によって制作された、5体でひとつの作品で、寺外で5体揃って公開されるのは初めてのことだそうです。

そのほかにも、空海直筆の書など、神護寺に伝わる寺宝の数々を一挙に展示。国宝17件、重要文化財44件を含む密教美術の名品約100件を、この機会にご堪能ください。


【応募締め切り日】8月12日(月・祝)
※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます(8月中旬予定)
 

■開催概要
創建1200年記念 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」
会期:2024年7月17日(水)~9月8日(日)
 ※会期中、一部作品の展示替えを行います。
前期展示:7月17日(水)~8月12日(月・休)
後期展示:8月14日(水)~9月8日(日)
開館時間:9時30分~17時 ※金曜日・土曜日は19時まで(8月30日、31日は除く)  ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし8月12日は開館)、8月13日(火)(総合文化展は8月13日開館)
会場:東京国立博物館 平成館(東京都台東区上野公園13-9)
JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、東京メトロ千代田線根津駅、
   京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
入館料: 一般2,100円、大学生1,300円、高校生900円、中学生以下無料

主催:東京国立博物館、高雄山神護寺、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション
特別協力:文化庁

●公式HP:https://tsumugu.yomiuri.co.jp/jingoji/
●お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

▼これより下に応募画面が表示されます▼

何も表示されない場合は、お手数ですが画面上部の「ログアウト」ボタンからログアウトし、もう一度ログインをしてください。