あらためてあらすじ
前回、小野と高瀬から「両親がうるさいから」「周囲から半人前と見下されるから」友情結婚をする、との報告を聞き、「私は慎重になったほうがいいと思う」と反対の姿勢を示していた寅子。
一方で今回はその日の夜の話題に。優未と新潟まで来た花江の前で、寅子は優三の遺品の手紙を読むことになります。
手紙には「もし寅ちゃんのもとに帰ることができなかったら。そう思ってこの手紙をしたためています」と書かれ、優三の声でその内容が語られます。
「弱音を吐くことができる人。正しくないトラちゃんも好きでいてくれる人を見つけてください。できれば心から恋して、愛する人を見つけてください。でも見た目とか甘い言葉をささやく相手にだまされちゃいけない」「でも、その人を前にして、胸が高鳴って仕方ないのなら。その人が好きなら。今書いたことも、僕も、すべて忘れてその人のもとに飛んでいってほしい」「二人のことを、誰よりも、何よりも一番愛しています」といった文面に涙が止まらない寅子。泣きながら、花江と優未と抱き合いました。
翌朝、寅子は裁判所に行くと、早々に高瀬と小野に「昨日はごめんなさい」と謝罪をします。
そのうえで先日の反対から一転。「やっぱり二人の好きにしたらいいと思う」「二人の<結婚とは>の答えを見つければいい。それで失敗したら、それはそれでいいんじゃないかしら」と、その決断を応援する姿勢を見せるのでした。