《無題(地獄から帰ってきたところ)》 1996年 撮影:Christopher Burke
© The Easton Foundation/Licensed by JASPAR and VAGA at Artists Rights Society (ARS), NY

日本初公開も多数!約100点の作品群を一挙公開

20世紀を代表するアーティストのひとり、ルイーズ・ブルジョワの個展が六本木・森美術館で開催されます。本展は27年ぶりとなる、国内最大規模の個展です。

ルイーズ・ブルジョワは1911年にパリで生まれ、2010年に98歳で他界するまで、約70年のキャリアを築いてきました。その手法は、インスタレーション、彫刻、ドローイング、絵画など、多岐にわたります。彼女はさまざまな手法を用いながら、男性と女性、受動と能動、具象と抽象、意識と無意識といった二項対立に潜む緊張関係を探求し、比類なき造形力によって、これらの概念を作品の中に落とし込んできました。

そんな作品のインスピレーションの源は、彼女が幼少期に経験した、トラウマ的な出来事。父親の支配的な態度、病気に苦しむ母親の長きにわたる介護が、幼い彼女に罪悪感や裏切りの感情、見捨てられることへの恐怖心を植え付けたのだそうです。

本展は、ブルジョワの創造の源であった家族との関係をもとにした3つの章から構成されます。第1章「私を見捨てないで」では母との関係、第2章「地獄から帰ってきたところ」では父との確執、そして第3章「青空の修復」では、家族の関係性の修復と心の解放がおもなテーマとなっています。

出品数は約100点。そのうち約半数が、98年以降に制作された日本初公開の作品です。
世界的な評価が高まる初期の絵画や、ブルジョワの作品にたびたびモチーフとして登場する蜘蛛の彫刻などを一挙公開。そのほか、彼女が11歳のころからつけていた日記の抜粋、精神分析の記録の複製、展覧会のチラシ、作家のドキュメンタリー映像などの展示も予定されています。

《かまえる蜘蛛》2003年 撮影:Ron Amstutz
© The Easton Foundation/Licensed by JASPAR and VAGA at Artists Rights Society (ARS), NY


【応募締め切り日】10月14日(月)
※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます(10月末頃予定)
 

■開催概要
「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」
会期:9月25日(水)~2025年1月19日(日)
開館時間:10時~22時(火曜日のみ17時まで)*ただし、9月27日(金)、9月28日(土)は23時まで、10月23日(水)は17時まで、12月24日(火)、12月31日(火)は22時まで *入館は閉館時間の30分前まで
休館日:会期中無休
会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
入館料(当日窓口):[平日]一般 2,000円、学生(高校・大学生)1,400円、子供(中学生以下)無料、シニア(65歳以上)1,700円[土・日・休日]一般 2,200円、学生(高校・大学生)1,500円、子供(中学生以下)無料、シニア(65歳以上)1,900円

主催: 森美術館、読売新聞社、NHK
協賛: ゲラン株式会社、鹿島建設株式会社、株式会社大林組、株式会社竹中工務店、トヨタ自動車株式会社、三機工業株式会社
特別協力:イーストン財団
協力:全日本空輸株式会社
企画:椿 玲子(森美術館キュレーター)、矢作 学(森美術館アソシエイト・キュレーター)
企画監修:フィリップ・ララット=スミス(イーストン財団キュレーター)

●ホームページ:https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/bourgeois/index.html
●お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

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