スズムシやマツムシとの違いは?
アオマツムシは高い声で「リーリーリーリー」と鳴くためか、似た鳴き方をするスズムシとしばしば間違われます。
ただ、本物のスズムシは草むらや河川敷などに生息し、木には登りません。声量もアオマツムシより控えめで、「リーンリーン」と鳴くことから判別ができます。
また、日本には外来種のアオマツムシとは別に、在来種の「マツムシ」という虫もいます。有名な童謡「虫のこえ」にも登場するので、知っている人も多いのではないでしょうか。
この歌の中で、マツムシの鳴き声は「チンチロ チンチロ チンチロリン」と表現されていますが、実際には「ピッピリリリ」と鳴きます。また、アオマツムシが緑色なのに対し、マツムシは茶色です。
スズムシもマツムシも、今では野生で見かけるのが困難なほど希少な存在となりました。今後は秋の虫の代表として、アオマツムシが定着していくのかもしれません。