安全性や平等性を重視した結果?
その他、各地の学校で広まりつつあるのが「場所取り禁止」のルールです。
最近では、場所取りのために早朝から並ぶ保護者がいて近隣への迷惑になったり、場所取りをめぐって保護者間でトラブルが発生したりするため、代わりに学校が整理券を配布することで対策しています。
こうした運動会にまつわる数々の変更は、以前よりも安全性や平等性が強く重視されるようになったためだと考えられます。また、従来のやり方を見直した結果、子どもや保護者、教員への負担を減らせている面もあります。
しかし、同時に運動会らしさを感じさせる風景も排除されつつあり、違和感や抵抗感を覚える人も少なくありません。
SNSでは「そもそも運動会自体が時代にそぐわないイベントなのでは?」といった、運動会の存在意義を疑問視する声まで出てきています。
運動会の在り方をめぐっては、今後も意見が噴出しそうです。