その夢を語った蔦重
蔦重は唐丸を必死に探しましたが、行方は分からないまま。
一方、男に銭箱を渡した唐丸は「これでもう店には戻れないよ。だからもうあの店には構わないで!」と懇願しますが、別の場所で再び記憶を失ったふりをさせようとする様子を前に、意を決した唐丸は男に体当たり。二人とも川へ落ちてしまいます。
その後、水死体(土左衛門)で見つかった男の懐に蔦屋の貸本が入っていたことから、同心が蔦重たちのもとへやってきます。
同心が去った後、男が子どもと揉めて川に落ちた、との目撃談が出ていると話した駿河屋。「唐丸が絡んでいたとすれば面倒なことにもなりかねない。これ以上は騒ぐな」と蔦重に伝えます。
その後、涙をこらえつつ、花の井(小芝風花さん)とともに、唐丸の行く末について、”吉原の流儀”に従いできるだけ楽しい空想をした蔦重。それから、「いつかふらっと戻ってきたら、俺はあいつを謎の絵師として売り出す」と自らの夢を語るのでした。