<前回のあらすじ>
佐竹恭平(渋谷謙人さん)のカウンセリングを受けるな、という相沢龍之介からのメッセージを聞いた羽田芽衣。佐竹がマインドコントロールをして患者を死なせたことや、篠原翠のカウンセリングも行っていたことを聞く。
そんな佐竹を西島奏多から紹介されたことを明かす芽衣に、龍之介は「あなたの転落事故に、西島さんが関係しているということは?」と問いかける。
一方、翠は、ハートモーメントともめたことが噂となり、仕事をキャンセルされてしまう事態に。そんな中、「内密にお願いしたいお仕事がある」という誘いの電話がかかってくる。翠が指定の場所へ向かうと、そこには父親の健次郎(石黒賢さん)の姿があった。
その頃、龍之介は佐竹クリニックにいた。芽衣が見たという《崖から落ちてしまう夢》の話を佐竹にした龍之介は、「《事件》のこと、どうすれば思い出せるのか」とカマをかけ……!?
西島とのこれまでを思い出していた芽衣。「西島さんが私を騙すなんてありえない」と考える芽衣だったが、西島とのツーショット写真にある違和感を覚え――。
西島に不審感を抱きつつ、帰宅した芽衣。西島の姿はなかったが、帰宅した形跡はあった。すると、西島のバッグにあったスマホが振動。気になった芽衣がのぞくと、「佐竹」からの着信で……。思わずスマホを手にする芽衣だったが、そこに風呂上がりの西島がやってくる。
「俺が浮気でもしてると思ったわけ?」と芽衣に告げた西島だったが、「好きなだけ見ていいよ」と言い、自分のスマホを差し出す。そんな西島に対し、少し疑ってしまっていたことを謝罪した芽衣は、合成写真の真相も聞く。
佐竹クリニックに行き、佐竹と話をしたものの、不自然な点はなかったことを芽衣に報告した龍之介。
そんな中、芽衣は、自分の手から何者かがメモリーカードを奪い取ろうとしている記憶を思い出し――。
一方、健次郎の講演会では、翠が話を終え、壇上から降りていた。親子の縁を切ることを条件に、講演会に参加していた翠は「これで私の役目は終わりね」と言って、首元のマイクを外す。
そんな翠を連れ出した健次郎は、翠の襟元を指さして「どういうつもりだ! その下着はなんだ! 俺は白に限定したはずだぞ!」と怒りを爆発させる。震える声で「ごめんなさい」という翠に、土下座を強要する健次郎。
翠が着ている赤いインナーの紐を見ながら、「みっともない。そのくせ、一丁前に俺に意見しやがって。何が親子の縁を切りたいだ! すぐ思い上がるとこ、母親にそっくりだ。お前は全然変わっていないな!」と吐き捨てる。
土下座したままの翠は、「そっちこそ、全然、変わってないよね」と言って顔を上げる。持っていたワイヤレスピンマイクに向かって、「お父さん、本当にごめんなさい!」と思い切り叫んで……。
実はこの一連の様子は、翠の企みによってライブ配信されていたのだった!
その頃、芽衣は、西島のマンションでメモリーカードのありかを必死に探していた。ところが、オペで遅くなるはずの西島がなぜか帰宅。芽衣が慌てて隠れる中、西島は羽田潤(萩原聖人さん)の遺品が入っている箱の中を乱暴にぶちまけ、「どこにあるんだよっ! どこに隠したんだ!」と険しい表情で探し続ける。
そんな中、佐竹に電話した西島は、「お前、本当に聞いたんだろうな!? 芽衣がまだ証拠を持ってるって。でもあのとき、確かに俺はメモリーカードを奪ったんだ! その場で処分したんだぞ!」と怒鳴りつけ……。
間一髪のところで、部屋を出ることができた芽衣は、龍之介に連絡。西島から追いかけられ、メモリーカードを奪われたことを思い出したことを報告し、「あなたが言う通りだったよ。私が見てきたものは嘘だった」と涙を流し――。