以前は出来ていた炊飯が…

父は医師への元気のよい挨拶に反し、炊飯をお願いしても炊いてはくれる日はほとんどなかった。以前はちゃんとあった父の自立心。

自立してできることを少しでも残して、父の尊厳を守りたいと強く思った。自分も高齢になったときのことを考えると、現状は「トイレに歩いて行く」「自分の好きなものを食べる」「歯を磨く」を、自立の目標にしたいと思っている。

第63話へ続く

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