<第1話あらすじ>
わけあって2年間、実家にこもってニート生活を続けてきた28歳・麗美静。
人と接することが苦手だし、声も小さいし、自分の考えを表に出したくもない……そんな静が、母・叶子(堀内敬子さん)とその友人・加護京子(木村佳乃さん)に強引に説き伏せられ、渋々社会復帰。しかもいきなり高校教師をやる羽目に……。
嫌々ながらも、京子が校長を務める私立名新学園2年10組の担任をやることになった静。
同じ2年生の担任には、正義感強めの数学教師・浦見(渡辺翔太さん)、プライベート重視今どき女子の英語教師・聖羅(岡崎紗絵さん)、独特の優しい口調で教師と生徒を指導する学年主任・大口(野呂佳代さん)、穏やかだけど超データ魔な政治経済教師・森口(伊藤淳史さん)らクセ強な教員がズラり。
なんだか面倒くさそうな面子に囲まれ、ただでさえやる気のない静はますますゲンナリ。
名新学園はもともと伝統ある名門進学校だったが、時代の流れと共に入学希望者が激減。経営を立て直すために、教頭の新庄(小手伸也さん)を中心とする学校改革委員会が打ち出した方針は『生徒とは程よい距離感で、怒るな、褒めるな、相談乗るな』。要するに、学校はサービス業と割り切って、生徒ウケしそうなことをやりつつ、生徒とのトラブルは避けろというわけだ。