スペシャルショーでは和太鼓と箏の競演も

第二部は、五木さんと坂本さんが名曲を次々に披露するスペシャルショー。序盤は五木さんの「夜明けのブルース」からスタートし、坂本さんは「夜桜お七」を歌唱。中盤は2人のジョイントコンサートで好評だったという“和太鼓と箏”の競演コーナーも。五木さんは箏の音色にのせて「細雪」「高瀬舟」「長良川艶歌」の女唄を、坂本さんは和太鼓の演奏に合わせて「あばれ太鼓」「男の火祭り」「俺でいいのか」の男唄を交互に歌い上げ、観客を酔わせました。コーナー最後の和太鼓と箏の合奏は迫力満点。

衣装チェンジを経て、五木さんはスーツ姿の弾き語りで「よこはま・たそがれ」など3曲をしっとりと歌唱。坂本さんはサーモンピンクのドレスを身にまとい、花道のせり上がりから登場。「また君に恋してる」などを五木さんのギター伴奏で歌い上げ、会場からはため息も聞こえました。

終盤では、坂本さんが新曲「浪花魂」を、五木さんは新曲「母の顔」を披露。フィナーレは五木さんの「VIVA LA VIDA」で、一部の芝居の出演者全員が五木さんオリジナルTシャツで登場。サビに乗せて全員で60周年タオルを回しながら「いいねダンス」を踊り、客席も舞台も、大いに盛り上がりました。

写真提供:新歌舞伎座(C)田中聖太郎