「トキとヘブンの空気感を」

主題歌決定にあたって制作統括の橋爪國臣さんが発表したコメントは以下の通り。

『ばけばけ』の主題歌を作るにあたって、トキとヘブンの二人のありのままの空気感を飾らずに歌にしてくれる方にお願いしたいと思っていました。

ハンバート ハンバートのお二人は、まるで芝居をしているかのようにその世界に溶け込み、ありのままを曲にできる方だと思います。お二人がつむぎ出してきた数々の曲のように、『ばけばけ』でもドラマの世界観をそのまま主題歌にしてくださるだろうと思い、お声がけしました。

良成さんと遊穂さんが同じように歌っていても、重なるようで重ならない、それはトキとヘブンの関係のようだなと感じています。

楽曲制作にあたっては、セツさんが記した「思い出の記」を何度も読んでもらい、松江でゆかりの場所を訪ね、スタジオの撮影にも足を運んでもらい、ドラマの世界にたっぷりと浸っていただきました。そうして出来上がってきた曲を聞き、ただひたすら感動しました。

「笑ったり転んだり」は何度聞いても飽きがこない曲です。聞くときの気分で、よりそってくれる時もあれば、はげましてくれる時もあり、泣ける時もあれば笑えるときもある。聞くたびに違って聞こえる歌です。ドラマの中で流れて、すっとしみ入るように心に入ってくる、そんな主題歌をいただけたと思います。

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『ばけばけ』は、明治時代の松江を舞台に、怪奇文学作品集『怪談』で知られる小泉八雲の妻、セツをモデルにした物語。ヒロインの松野トキ役を高石あかりさん、夫で小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにしたレフカダ・ヘブン役をトミー・バストウさんが演じる。

トキは怪談話が好きな変わった女の子。縁あって松江で英語を教えることになったヘブンと出会う。夫婦となった2人はともに怪談を愛し、埋もれてきた名もなき人々の心の物語に光を当てていく―というストーリー。高石さんとトミーさんは4月2日に京都市内ロケでクランクインした。

 

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2025年度後期 連続テレビ小説『ばけばけ』
【放送予定】2025年秋~
【 作 】 ふじきみつ彦
【出演】高石あかり/トミー・バストウ/吉沢亮