<前回のあらすじ>
4月になり、藍沢めぐるたち梅園かるた部の5人はそろって高校3年生になった。
他の部活に負けじと、かるた部も新入生の勧誘に大張り切り。めぐるたちはあでやかな袴姿で1年生の教室を回り、かるたの魅力を猛アピールする。
一方、大江奏は、育休中だった古文の教師・島強(波岡一喜さん)が予定よりも早く復帰したことで非常勤講師の契約が終了。かるた部の顧問も外れ、今後はボランティアコーチとしてかるた部をサポートすることに。
肩書は違えど、今まで通り奏と一緒に近江神宮を目指せると分かった梅園メンバーはホッと胸をなでおろすが……。
めぐると千江莉の袴姿に惹かれた新入生・八雲力(坂元愛登さん)が、かるた部の見学にやって来る。前髪命の今ドキ男子・八雲は、袴に興味があるだけで入部する気はないと言うが…。試しにかるたをやらせてみると、八雲は超高速で札を取りまくる…!この新入生、一体何者!?
そんな中、奏は憧れの専任読手・中西泉(富田靖子さん)から久々に連絡をもらい、カラオケボックスで読みの指導を受ける。
「大江はん、あなたなら専任読手になれる。その素質があります」と褒める中西は、奏が学校を辞めたことを知ると、「京都に引っ越していらっしゃい」。中西の研究室に5年ぶりに助手の空きが出たため、新しい助手を募集しているのだという。
もともと中西の研究室で働きたかった奏にとっては願ってもない話。しかも研究の合間に読みの指導までしてもらえるとあって、奏は「身に余る光栄、私にはもったいないくらいです」と恐縮するが…。そんな2人の会話を、めぐるが偶然聞いてしまって――。
奏がいなくなってしまったら、かるた部はどうなるの!?奏にそばにいてほしい、でも……。
動揺する梅園メンバーは奏の進退を巡って意見が衝突!分裂の危機に…!