一瞬で涙を誘う

昭和2年に物語はスタート。NHKドラマ・ガイド『あんぱんPart1』(NHK出版)によると、のぶはこの時8歳です。

嵩とのぶがマンションに引っ越した第110回の冒頭では昭和42年5月と明示されました。のぶと嵩は40代後半と考えられます。

それだけに、

「のぶは髪を下ろしてむしろ少女のようだと思ってたけどね」

と「老けてない」という声もありました。

独特の間合いと空気感を生み出す阿部さん。コミカルなシーンから一転して草吉が戦争体験を話す場面では空気が一変しました。

「ヤムおんちゃん 笑いから、一瞬で涙を誘うんだ」「改めて阿部サダヲさん演技うっっま………となった」「阿部サダヲ劇場」「これぞ阿部サダヲ。他人を巻き込むけど、必ずツッコミどころを備える空気感とか、老けたなで固まる時間の長さとか。あと笑いから涙にスムーズに空気を作れる演技とか」と阿部さんの演技を称賛する声も目立ちました。

 

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朝ドラ通算112作目となる『あんぱん』は、子どもたちの人気者<アンパンマン>を生み出したやなせたかしと、小松暢の夫婦をモデルとした物語。ヒロインの<朝田のぶ>を今田美桜さん、<柳井嵩>を北村匠海さんが演じます。

のぶの母・羽多子を江口のりこさん、のぶの妹・蘭子を河合優実さん、メイコを原菜乃華さん、嵩の母・登美子を松嶋菜々子さん、謎のパン職人・屋村草吉役を阿部サダヲさんが演じます。

林田理沙アナウンサーが語りを、脚本は中園ミホさんが担当。主題歌『賜物』はRADWIMPSが手掛けています。