井上芳雄さんコメント
――重田貞一はどんな役?
皆さん十返舎一九という名前は聞いたことがあると思うのですが、どんな人だったのかというと『東海道中膝栗毛』以外の情報はあまりないと思います。
「べらぼう」では蔦屋に恋い焦がれて、ここに居させてほしいという、とても軽やかで、世渡り上手というか、明るく楽しく愉快にやっていける前向きなエネルギーのある人だと感じています。
思ったより若い役だったんですよね。これから世に出ていこうという若いエネルギーが出ればいいなと、実年齢を隠して頑張りたいと思っております。
――初登場シーンはいかがでしたか?
最初のうちは、凧の人というイメージしかないんじゃないかな(笑)。
クランクインは、凧の扱いに奔走したという感じでした。向かい風が来たら危ないなというぐらい大きかったです。一九の江戸に懸ける思いが、あの凧の大きさに表れたんじゃないかなと解釈しています。
――視聴者へのメッセージ
「べらぼう」も終盤にさしかかっていますが、ここで登場させていただいて、また新たなエネルギーを出せればいいなと思っております。