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[特集]
〈誰に頼る? どう準備する?〉
“おひとりさま”の認知症
●注目記事●
〈誰もが「なってあたりまえ」〉
最後まで、
ご機嫌な独居老人でいよう
上野千鶴子×稲垣えみ子
上野 稲垣さん、健康食をやっていると、贅肉はつかないんですね。
稲垣 健康食というつもりではないんですが、うちには冷蔵庫がないので必然的に昔の食生活になっておりまして、基本は一汁一菜。これがいちばん楽なやり方になりました。むしろ、ご馳走を食べると胃がびっくりして、おなかを壊すんです。
上野 あら、そうなっちゃったの(笑)。禅宗のお坊さんみたいね。
稲垣 あ、そうなんです。以前、宗教学者の山折哲雄先生から、食を絶って死ぬ即身仏の話をお聞きしたことがあって、この頃、もしかして今の私ってその途上にあるんじゃないかと思ったり。食べるものの種類も量も減らし徐々に体を軽くして、最後はふっと死んでいけるんじゃないかと。
上野 今、おいくつですか?
稲垣 55歳です。
上野 先は長いですよ。(笑)
稲垣 そうですね。ただ、人生100年とすると、すでに折り返し地点を過ぎました。
上野 山登りにたとえると、上り坂から、下り坂へ……。
稲垣 残り50年をゆっくり下っていけたらと思うんです。5年前に50歳で会社を辞めたのもそうですが、いろいろな偶然もあって、実際に生活を小さくしていく方向に転換して。今は意識的に人生後半の長い道を楽しく下っていく方法を探っています。
上野 ほんと長いですね。友人の社会学者・春日キスヨさんがお書きになった『百まで生きる覚悟』という本によると、90歳を超えて生きる確率は男が4人に1人。女が2人に1人以上だそうです。
(一部抜粋)
他にも、ヤマザキマリさんの実体験「母の姿に、自分の未来が重なるようで」、専門家による解説「認知症になっても一人で暮らすためにできること」、「元気なうちに始める手続き、「任意後見」と「死後事務委任」」などが掲載されています。
[独占告白]
〈自分を偽り続けるのはもう限界だった〉
ブルゾンちえみは卒業。
「本能で生きてる~!」と叫べるように
藤原史織
妥協して生きていく 大人にはなりたくなかった
本日、2020年4月1日からは、藤原史織として活動することになりました。昨日の夜は嬉しくて、わくわくして、すっごく幸せな気持ちで眠りました。(笑)
正直、今まで藤原史織という本名が少し照れくさかったんですが、8月で30歳という節目を迎えますし、これからは藤原史織らしく生きていけそうな気がしています。もちろん、「ブルゾンちえみ」という名前は大好きだし、メチャメチャお気に入りで、私のアイデンティティの一つです。芸人としてデビューして3年間、右も左もわからなかった私に大きな活躍の場を与えてくれて、本当にたくさんの経験をさせてもらったことに心から感謝しています。でも今は、その名前から離れることが、私にとって一番重要だったのです。
「ブルゾンちえみ」というキャラクターは、上から目線でバシッと自分の考えを表現するけれど、本当の私の性格は、実は正反対。周りの空気を読みながら、マイルドに本音を伝えようとするタイプです。だからこそ、「ブルゾンちえみ」というペルソナをつけて、自分とはまったく違う性格を演じることは本当に楽しかった。それによって自分自身を解放できて、何度も救われてきたのも事実です。でも、仮面をつけて自分を偽り続けるのはもう限界でした。
(一部抜粋)
[読みもの]
〈ルポ ウイルスだけじゃない、見えざる敵〉
「コロナ離婚」待ったなし!?
外出自粛で夫婦に亀裂が
玉居子泰子
4月7日の緊急事態宣言が発令される前日、筆者が暮らす都下のとある地域の小学校では、入学式と始業式が予定通り執り行われた。翌日には、教科書を配るための臨時登校日が予定されていた。
小学生のいるわが家では「今この時期、子どもたちが学校で集合することは感染拡大の危険が高い」という見解が夫婦で共通していたため、すぐに欠席を決めた。子どもたちは残念がっていたが、流行が収まってから元気に会えるようにしようと話すと、なんとかわかってくれた。だがふと思う。「もし夫婦で意見が違っていたら、きっと譲り合えないだろうな」と。
ネットには「コロナ離婚」などという不吉な言葉が流れ始めた。有事において、人は人生を共にするパートナーの姿を再度確かめるものなのかもしれない。取材をしてみるとさまざまな声が聞かれた。
*
愛知県に住む40代の主婦ミヤコさん(仮名=以下同)は、日々増えていく感染者数におののく毎日だと言う。8歳と4歳の娘を持つ身として子どもをどう守っていくか、情報を集めるほどに不安になる。
「感染源はあちこちにあると思うと怖くて。スーパーだって危険なはずだし、とても子どもたちを連れて行くことはできません」
休校中の長女はもちろん、次女にも幼稚園を欠席させ、3人で家にとどまっている。一方、メーカー勤務の夫は毎日出勤を続けており、そのことに彼女は不満を募らせている。
「東京ほどではないにしろ、私たちの地域も安心できない。夫はエンジニアなので在宅勤務が可能なはずなんです。でも、会社からの指示がないと、毎日、“三密”のオフィスに通い続けています」
(一部抜粋)
〈オファーが来たものは全部やりたい〉
46歳、まだ伸びしろがあると
自分に期待しています
安田顕
ここ数年は、ありがたいことに映画やドラマでたくさんのお仕事をいただけるようになりましたが、「これで安泰だ」なんて思ったことは一度もありません。自分はこの先も大丈夫だという確信があったら、長期休暇とか取ります。でも、「ここで休みをください」なんてこと、とても言えないです。こうやってコンスタントにお仕事をいただけるようになってもなお、役者として稼げなかった20代や周りとの経験値の差に焦りまくっていた30代を思い出すと、不安で仕方ないですから。
それでも最近は、「皆さんに知っていただくようになったかな」と感じる瞬間はあるんですよね。特に北関東の群馬や栃木に行くと。たとえば、コンビニでは幅広い世代の方から声をかけられるし、居酒屋に行くと店中の人が僕を知ってくれているんですよ。東京や札幌ではあまり感じないのに、北関東での自分の知名度の高さには驚きます。いったいなぜなのか、さっぱりわかりませんが。(笑)
出演作品は、基本的にマネージャーさんと相談して決めています。ただ僕の気持ちとしては、オファーが来たものは全部やりたい。不安だからというのもあるし、それで僕の気持ちが満たされるから。もちろん飽きられる怖さはありますよ。でも、いただけたお仕事を失うことのほうがイヤなんです。そうやって仕事を抱えて抱えて抱えて現場に入るから、家に帰った時にボソッと出ちゃうんですけどね、文句が。(笑)
(一部抜粋)
[連載]
清水ミチコの三人寄れば無礼講
ゲスト 岩井勇気&羽田圭介
清水 新型コロナウイルスがこんなに広がってしまって、私たちの生活もすっかり変わったね。
岩井 芸人はまず、ライブができなくなりましたからね。そもそも人に会えない。誰かと食事にも行けない。こんなこと、はじめての経験じゃないですか。
清水 あれ? 羽田さんはわりと平気そう。
羽田 ぼくは普段とまったく変わらない生活なので。
清水 そうか。作家は家で仕事をするのが基本だもんね。でもサイン会とか講演会とかは?
羽田 すぐに新刊を出す予定もないので、特に影響ないですね。
清水 そのTシャツが気になるけど……(笑)。私はこんなに暇かなって思うくらい時間が余っちゃって。パン焼いたり、ビスコッティ焼いたり、最近はそんなことばかりしてる。
岩井 めちゃくちゃかわいいことしてますね。
(一部抜粋)
他にも、
ジャーナリスト・中村竜太郎の
「会いたい人に、会いに行く!」
ゲスト・石破茂
「誰のための政治?」の声にこたえたい
追悼 大林宣彦さん
〈”余命3ヵ月”からの映画撮影〉
再録・戦争体験を伝え続けるために
生かされているんだ
大林宣彦
中江有里
監督の現場で目にした
数々の奇跡と人の縁
角川春樹
長年の戦友が見せてくれた
映画人としての生き方
〈海老蔵さんの言葉に背中を押されて〉
「こども店長」だった僕が
イギリス留学で見つけたもの
加藤清史郎
などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!