
ジャージ素材のボックスシルエットのワンピースは、部屋着っぽい印象。スリットを入れ、大柄のプリーツスカートを合わせると、若々しく、おしゃれ感もアップ。着こなしにメリハリも生まれます。(撮影=清水朝子)
人気スタイリスト・石田純子さんが、オトナの女性たちに向けて、トレンドを取り入れつつ、上品なスタイリングを指南する『婦人公論』の好評連載「大人の着こなしレッスン」。今回のテーマは「ワンピースのリメイク」です。(撮影=清水朝子)
スリットを入れるだけで ワンピースがたちまち旬顔に
気になるボディを覆い隠すシンプルなワンピース。楽そうだと思って買ったものの、もったり見えてうまく着こなせず、結局クローゼットに眠ったままという人も多いのでは?

定番のシャツワンピースも、両サイドにスリットを入れると軽やかな抜け感が出ます。ワイドパンツに重ねてもバランスがよく、腰の高さから覗いたパンツが脚長効果を発揮。
そんなワンピースを今っぽく生き返らせるのが、脇にスリットを入れるリメイクテクニックです。脇の縫い目を解いて始末するだけなので、簡単に仕上がります。ポイントは、思いきって腰骨の位置までスリットを入れること。そうすると下に着たボトムのポケットが使えるので、大変便利です。深く入ったスリットは柄のスカートやワイドパンツとも相性が良く、動くたびにボトムが見えて新鮮。脚長・細見え効果も期待できます。
脇に縫い目のあるワンピースなら、ジャージ素材でもシャツ型でもリメイク可能。ボトムとの組み合わせの妙も楽しんで。