[特集]
エコだけどケチじゃない
「始末のいい」暮らし
●注目記事●
〈無駄にしない、捨てないが信条です〉
"モノ"も"自分"も
最後まで活かしたい
有元葉子
私は、「始末のいい暮らし」とは、「モノを使いきる」「なるべくゴミを出さない」暮らしだと思っています。ゴミを出すのは、地球上で人間だけではないでしょうか。自然界の営みを見てみると、本当に始末がよく、ゴミなど出ません。
森で枯れて倒れた木は微生物やキノコなどの菌類によって分解され、朽ちて森の栄養となっていく。鳥が木の実を食べると、糞に種が混じり、落ちたところから芽が出て新しい命が生まれます。そんなふうにすべて循環するのが自然の理(ことわり)です。そのありさまはとても美しく、見習わなくてはと思います。
そう考えると、人間がモノを大量生産しては使いきらずに廃棄することを繰り返しているのは、とても幼稚です。こんなに地球を汚して、責任を取れるのだろうかという気がします。
私が自宅や料理スタジオでモノを整理するために役立てているのは、旅先などで手に入れた籠です。籐や竹、水草、藁など自然素材で編んだものが好きで、気づいたら大きなものから小さなものまでかなりの数に。そこで、頻繁に使うこまごまとしたモノを籠に入れているのです。キッチンの目線より高い位置に棚を設置し、そこに並べた籠には鍋つかみや排水口のネット、レジ袋など雑多なモノを収めています。中身が見えないのでとてもスッキリするのが利点です。
収納にプラスチックのケースなどをお使いになる方もいるかもしれませんが、キッチン、あるいは住まいの中で、見えるところに置くのは自然素材だけにすると素敵な空間に生まれ変わります。ぜひ試みてください。(一部抜粋)
[第二特集]
〈葬儀の段取りからお金の問題まで〉
夫を亡くした時にすべきこと
●注目記事●
〈2021年最新版〉
妻の心づもり&知っておきたい知恵
葬儀・法要◎武藤頼胡
手続き・届け出/相続◎福田真弓
現代では、約7割の方が病院で最期を迎えます。そのため、ここでは病院で看取った場合のお話をしていきましょう。
夫を亡くした妻が、まず行わなければならないのはご遺体の搬送です。近年、病院での遺体安置時間はどんどん短くなり、夜中でも速やかな対応が求められる場合があります。遺体をどこに搬送するか、事前に決めておくことが必要でしょう。
最近では、葬儀社や火葬場などに併設された安置所を選ぶ人が多いようですが、やはり「家に帰らせてあげたい」とご自宅を希望される場合も。ただし、都市部は火葬場が混み合っており、葬儀まで1週間近く空くケースもあるので、途中から葬儀社や火葬場の安置所に移動しなければならないこともあると覚えておきましょう。
次に葬儀社の手配です。(一部抜粋)
[読みもの]
〈連載・〇〇なふたり〉
高良健吾×バービー
故郷を熱愛するふたり
高良 はじめまして。今日はよろしくお願いします。バービーさんは北海道のご出身だそうですね?
バービー はじめまして。はい、夕張郡の栗山町で、場所的には札幌と新千歳空港の真ん中くらいになります。夕張市の隣町ですね。郵便局員の父とパート勤めの母、兄と姉がいる4人きょうだいの末っ子です。
高良 僕は熊本県熊本市生まれですが、父が転勤族で。3歳での引っ越しを皮切りに熊本と福岡の間を転々とし、中学2年の時に熊本に戻ってきました。僕の上京後も転勤をしているので、両親は8~9回引っ越しているんじゃないでしょうか。母は専業主婦で、兄が1人います。
バービー 私は真逆で、実家はずっと同じ場所です。家の前が線路で1時間に1本電車が通るんですが、そのたびに家がガタガタ揺れる。石炭ストーブをガンガン焚けば最低限寒くはない、くらいの生活ですね。すきま風がひどく、冬はストーブの火が落ちると吐く息でまつ毛が白く凍っていました。東京は東京で、「コンクリートジャングルって心身ともに冷えるのね……」と思いますけど(笑)。九州は暖かくていいですね。
高良 よくそう言われるのですが、実は九州は東京より寒いんです。この前も地元の友達が「今、雪が積もっているよ」と言っていました。
バービー すみません、熊本を奄美大島のようなイメージで考えていました(笑)
(一部抜粋)
[グラビア]
〈『SHOCK』ステージレポート〉
堂本光一が放つ
舞台への愛と情熱
他にも、
〈夫の食道がんと向き合い、見送って〉
山村美智
父親みたいな彼はもういない。
体が半分なくなったようで
〈ルポ 被害の連鎖を食い止めるには〉
虐待を受けた人たちが
苦しむ子育ての壁
大塚玲子
〈人生の"第3章"で出会えた〉
河野景子
感性の合うパートナーと 私らしく歩いていきたい
などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!