純烈のリーダー・酒井一圭さん(撮影=水野昭子)
全国のスーパー銭湯の大広間をお客さんでいっぱいにする、ムード歌謡グループ「純烈」。そのリーダーでプロデュースも担当する酒井一圭さんが、悩める淑女に寄り添います!?(撮影=水野昭子 イラスト=風間勇人)

《 お悩み 》


《 酒井さんの解答 》


まだ寝技が使えます

任せてください。得意分野です。

わたくしは下積み時代が長いため、相談者と同じ状況は嫌というほど経験済み。格闘技にたとえてみましょう。パワハラ女は仁王立ち。やられっぱなしのあなたはリングに倒れてしまったかもしれません。でも勝負は終わっちゃいない。まだ寝技が使えます。

パワハラ女がなぜ居座り続けられるのか。僕の経験から言えば、パワハラをする人の後ろには、その人を引き立てている上司か誰かがいるはず。だからその上司に働きかけて、その女性を変える、もしくは飛ばさざるをえない状況に追い込むという道筋を描くことがポイント。

そのためには社内調査をし、辞めたパートさんたちの意見を集めて、上司に伝えるネタを仕込む必要がある。あくまでも、みんなの意見であることが大事。あなた一人の意見じゃ変えられない。それから、あなたがその首謀者であることは上手に隠しましょう。

強いやつが弱いやつを潰す。芸能界なんてこんなことだらけです。そういう人に遭遇した時、僕は「負けるもんか」って《黒酒井》を発動してきたよ。素行調査からはじめて、ヒドイやつらを何人も倒してきたんだ。弱い立場の人が辞める必要なんて、全然ない。

今は、《立場の弱い個人》がSNSに不平不満を書き込めば、あっという間に拡散されて、悪者が断罪される時代。人事権を持っているのは社長とみなさんです。問題がある中間管理職なんてあっという間に飛ばせる時代なんです。ファイト!