「以前は白髪を隠すために美容院に行くのが億劫でしたが、今は髪形を変えるために行くので楽しいんです」(ねぎさん)(Before写真提供:ねぎさん)

白髪は染めるものと思い込んでいたけれど

お話を伺った方 ねぎさん
グレイヘア歴 6年
開始年齢 42歳
成功のコツ 編み込みスタイルで境目隠し&手入れ感

グレイヘアにトライしている人、してみたい人を勇気づけているのが、応援サイト「グレイヘア東京」代表のねぎさん(仮名、48歳)。若い頃から白髪が多くずっと染めてきたねぎさんは、とにかく面倒という理由から30代の時に2回グレイヘアに挑戦したことがある。

だが、当時はまだ若かったこともあって気持ちに折り合いがつかず、また黒く染めて、のくり返し。30代後半で出産し、幼稚園の送り迎えで他のママたちと会う機会が増えると、定期的に染めざるをえなくなった。次第に、髪の根元が白くなっていないか気にすることに疲れてもいったという。

「当時は理由もなく、白髪は染めるものと思い込んでいました。ところがある時、薬剤で頭皮全体が真っ赤にかぶれてしまって。このまま続けたら髪が抜けるのではと不安になり、42歳の時にやめました。髪が薄い夫にそのことを伝えたら、『量があれば何色でも御の字だよ』と言っていましたね(笑)」

すると使っていた薬剤のせいか、色が抜ける過程で髪がやや青緑色に。あえて染めていると思われ、「その色、どうやって出すんですか?」と聞かれることもあった。

「まだ腹をくくり切れておらず、髪のことに触れられたくない時期だったので、ちょっと動揺しましたね。でもその後しばらくして、息子の同級生の女の子が私の白い髪を見て、『《アナ雪》のエルサみたいでいいね』と言ってくれて。当時、『アナと雪の女王』が流行っていましたから。そんな見方もあるのかと、びっくりしました」