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Thank you, Your Majesty.
(女王陛下、ありがとうございます。)

【キーワード】
Your Majesty = 女王陛下

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なんと呼んだらいい? イギリス王室に関する敬称

先月、天皇陛下の「即位の礼」が行われましたね。

日本の天皇は、英語では emperor(エンペラー)と訳されます。その派生語が、 empire(エンパイア:帝国)、形容詞が imperial(インペリアル:帝国の)。そのことから、皇室は the Imperial Family と訳されることが多いようです。皇室に関する敬称は、たくさん種類があって複雑。それはイギリスの王室でも同じです。

イギリスの王室は、the Royal Family(ザ・ロイヤル・ファミリー)といいます。女王陛下は Her Majesty The Queen(ハー・マジェスティ・ザ・クイーン)。ただし、女王陛下と直接話すときは Your Majesty(ユア・マジェスティ)と呼ぶ。王室の方々は Your Royal Highness(ユア・ロイヤル・ハイネス)。さらに、イギリスには公爵や伯爵といった貴族がいます。その呼び方は、イギリス人にとっても難しい。例えば公爵の場合、My Lord Duke(マイ・ロード・デューク)を使いますが、伯爵に対しては My Lord(マイ・ロード)だけを使う、というように。

もし王室の方々に会う場合、Your Royal Highness や Your Majesty は通常1回しか使いません。その後は、sir(サー)か ma'am(マアム)という敬称で呼びかけます。アメリカでは、さまざまな女性に対して ma'am を使いますが、イギリスでは王室の人以外にはあまり用いません。

イギリスはかつて、大英帝国と称していました。しかし今では多くのイギリス人にとって、emperor と聞いて想像するものは、映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する銀河帝国の皇帝くらいです。