I love that music.
It’s so old school.
この音楽大好き。
すごくいい曲だよね。
old school
(不朽の名作)
バブルのファッションが再流行!?
古きよきものに、敬意を持って
3月、アメリカのランカスターに行ってきました。この街にはアーミッシュという、18世紀にドイツから移住してきた人たちがいます。彼らは昔の生活様式を維持していて、交通手段は自動車ではなく馬車で、家に冷蔵庫などの電化製品はありません。服装も、18世紀と同じスタイルなのが特徴的です。
ところが、ニューヨーク市の空港に戻ってみると、現代的なアメリカ人男性のファションが、驚くほどアーミッシュの男性と似ていることに気づきました。18世紀ごろのスタイルが、流行りだしているのです。
こうした現象を表現する英語はたくさんあります。たとえば、come back into fashion。通常fashionは、日本語でいうファッションと同じですが、in fashionというと、「流行っている」という意味になります。そして、come back into fashionは「再流行する」。
僕がアメリカの高校生だったころは、ひげを生やしているのはダサいことでした。でも今では、ひげをおしゃれに取り入れている男性が多くなった。こんなときは、“Beards have come back into fashion.”といいます。beard(ビアード)はひげのことです。
日本では1980年代末から90年代初頭の文化が再注目されているようですね。僕はテレビでベッド・インという日本のアイドルユニットの演奏を観て、80年代っぽいリズムとバブル期のファッションを楽しみました。まさに、“a throwback to the 80s”(80年代への回顧)。throwback(スローバック)は、過去をふり返るときによく使います。アメリカでも最近、80年代のことを扱うテレビ番組が多いです。
昔のものについていうときは、old schoolを使います。old-school rockは、昔のロック。「古いけどまだ魅力的」というニュアンスで、「最高」に近い褒め言葉です。音楽や映画などに対してよく使います。現代の若者が、Queenの曲などを聞いて、“That song is old school.”といって、讃えているのです。