自転車のヘルメットの選び方

道路交通法の一部改正により、今年4月から自転車乗用時のヘルメット着用が努力義務となりました。しかし、警察庁が7月に行った全国調査では、自転車利用者のヘルメット着用率は13.5%となっており、まだ十分に定着しているとはいえません。

ヘルメットを着用していない場合の致死率は、着用している場合と比べて約2.3倍多いとの結果も出ています。事故発生時の頭部の損傷を防ぐためにも、ヘルメットの着用が推奨されます。

(ヘルメットの選び方)

・安全性を示すマークがついたものを選ぶ

安全基準を満たしているヘルメットにはマークが貼付されています。例えばSGマークやJCF公認マーク・JCF推奨マーク、JISマークなどがありますので、ヘルメットを選ぶ際はこうしたマークの有無を確認するとよいでしょう。

・頭部にフィットするものを選ぶ

ヘルメットがブカブカしたりきつかったりすると、快適性だけでなく安全性も損なわれてしまいます。

購入する前に試着してみて、締めつけを感じたり隙間ができたりしないか、頭を振ったときにズレないかよく確認しましょう。

・通気性と軽量性も重視する

ヘルメットの通気性が悪いと頭が蒸れてしまう問題が、また重量があると首や肩が疲れやすく、長時間の着用が困難になる問題が生じてきます。

なるべく通気性や軽量性を謳っている製品を選ぶのがおすすめです。

ヘルメットの中には、折りたたみ可能なものや、キャップやブリムハットのような帽子を模した形状のおしゃれなものもあります。携帯性やデザイン性で選んでみるのもよいでしょう。