「藪椿」は桜とはまた違う魅力がある
さらに、実から油を搾るだけではなく、椿の果皮、葉、花と、椿をまるごと活用して開発された商品であることを熱弁。
そんな谷川社長に対して、「椿への愛が伝わってきますね」と渡辺さんが言えば、吉永さんも「椿の葉も、島のおばちゃまたちが一枚ずつ摘んでねえ……」「椿オイルは以前から髪につけたりしていましたけれど、こんなにいろんな種類のものができてくるとはすばらしいこと。驚きました」と返すなど、終始なごやかな雰囲気でトークが進行した。
五島列島の椿は「藪椿」と呼ばれ、推定1000万本が島々に自生しているという。
改めて、五島列島に咲く椿の魅力を問われると、「椿が群生しているところに行きましたけれど、ほんとうに見事で……。ほかで見る椿よりもちょっと大きいんです。桜とはまた違う魅力があって、私たちに訴えてくるものがありますね」と吉永さん。