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家の中の「対流花粉」対策
対流花粉とは?
家の床と空気中を行ったり来たりする花粉を「対流花粉」といいます。
家の中に侵入した花粉は、一度床に落ちた後も、人の動きやドアの開閉で再び床から空中に舞い上がります。こうして落下と舞い上がりを繰り返すうちに、花粉同士が集まって大きな塊となり、一度の刺激で大量に舞い上がってしまうようになります。
対流花粉は花粉症の症状悪化の原因になってしまうため、早めの対策が重要です。
花粉を家に入れないための対策
(1)カーテンの活用
新型コロナやインフルエンザなど、感染症対策には部屋の換気が効果的です。
とはいえ、花粉の飛散する時期に窓を開けるのはためらわれるもの。そんなときにおすすめなのが、窓を10~15cm開けて、間にカーテンをかける方法です。また、レースカーテンを使用することでも花粉の侵入率を低くすることができます。
(2)布団を外干ししない
外で洗濯物を干してしまうと、どうしても花粉が付着してしまいます。花粉症の人の場合、布団に花粉がこびりついていると就寝時に寝付きが悪くなる原因になります。
代わりに、部屋干ししてエアコンの除湿機能を使用したり、サーキュレーター(扇風機)を活用したりしましょう。
また、布団を叩くと花粉が舞い散るためNGです。布団用のノズルに取り替えた掃除機でゆっくり吸い込むだけで落ちるので、活用するとよいでしょう。
(3)服の素材を選ぶ
革靴などの革製品やフリース素材、マフラーなどのウール素材は、花粉が付着しやすいとされています。
今の時期、こうした素材のものを着用する人も増えると思われますが、花粉が気になる場合は極力避けた服装選びをすることを心掛けましょう。