この記事の目次
24年の花粉飛散傾向は?
花粉症の実態
家の中の「対流花粉」対策 対流花粉とは? 花粉を家に入れないための対策 対流花粉の対策ポイント 「空気」のケア 「床」のケア

花粉症の実態

アイロボットが全国の花粉症に悩む人1000名に対して行った調査では、約3人に1人が「重度花粉症」であることが判明し、深刻な症状に悩まされていることがわかっています。

また、6割以上が判断力が低下、半数以上が夜眠れなくなった、4割近くがメンタルの不調を何度も感じているなど、非常に深刻な状況も明らかになっており、花粉症の症状が日常に支障をきたしていることが問題視されています。

 

石井先生監修の「花粉症レベル」チェックリストによると、「朝、くしゃみ・鼻水・鼻づまりの発作が起こる」から始まる10項目のうち5つ以上当てはまる人は、花粉症の人の中でも特に過酷なつらさを抱える「重度花粉症」であるとのことです。

 

子どものスギ花粉症も年々増加傾向にあります。以前は小学校に入る6歳頃に症状が出はじめるケースが多かったのが、最近では4~5歳で発症しはじめる子どもが増えています。発症率でみると、5~9歳で30.1%、10~19歳で49.5%と大人とさほど変わらないことがわかっています。(※)

子どもの花粉症対策では、花粉に触れる機会を減らすことが特に重要で、発症を遅らせたり、防いだりすることができます。

アイロボットが実施した調査では、約7割が「子どもがいることにより、床や空気がきれいかどうかが、子どもがいないときに比べて気になるようになった」と回答し、より環境を意識していることが判明しました。 

(※鼻アレルギー診療ガイドライン-通年性鼻炎と花粉症-2020年版(改訂第9版)参考)