この記事の目次
24年の花粉飛散傾向は? 花粉症の実態 家の中の「対流花粉」対策 対流花粉とは? 花粉を家に入れないための対策
対流花粉の対策ポイント
「空気」のケア
「床」のケア

対流花粉の対策ポイント

対流花粉を対策するなら、空気と床の両方をケアすることが重要となります。

 

「空気」のケア

花粉対策には空気清浄機が有効です。

アイロボットの調査によると、花粉症に悩む人のうち6割の人は、自宅で使っていないということがわかっており、さらに保有者においても、半数以上が明確な目的はなく何となく購入した、と回答しています。

そこで、対流花粉対策にあたって、空気清浄機を選ぶ際に意識したいポイントと、効果的な置き方・動かし方をご紹介します。

(1)空気清浄機の選定ポイント

ポイント1:HEPAフィルター

高性能フィルターである「HEPAフィルター」で、確実に花粉をキャッチでき、吸い込んだ花粉が外に逃げない構造になっているか。

ポイント2:密閉構造

空気が漏れない製品構造になっているか。つなぎ目のないシームレス構造がおすすめ。 

ポイント3:パワー

花粉を充満させずに、瞬時に取り込む強力なパワーを搭載しているか。

(2)設置ポイント

暖房を使用する時期は、空気清浄機を「エアコンの対面」に置くことで、エアコンが下に吐き出す暖かい空気を循環させることができます。

また、冷房を使用する時期は「エアコンの下」に置くことで効率よく空気がきれいになります。

(3)稼働ポイント

対流花粉の対策をしっかり行うためには、24時間稼働させておくのがおすすめです。 

 

 

「床」のケア

家の「床」の花粉対策には、1日1回の床掃除が望ましいとされています。しかし、アイロボットの調査では、床の掃除機がけを1日1回以上できているのはわずか23.1%という結果となっています。

また、床掃除をきちんとしていても、人の手で掃除機がけをする場合は、動きによって花粉が舞い上がり、掃除機をかけている本人に付着してしまいます。

そのためおすすめの掃除方法は、人がいない空間でロボット掃除機を稼働させ、かつ、空気清浄機も動かしておくことです。

これにより、効率的に対流花粉を除去することができます。

 

監修

アイロボットジャパン

JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長 石井正則