そしてもうひとつ、第二の人生の大テーマは「気持ちよく生きること」です。要となるのは暮らし方ですが、どうすることが自分にとって気持ちがいいのかは千差万別。正解がないだけに、「自分はどうなの?」と自問自答して、自分らしさを見失わないよう心掛けています。

気持ちよく暮らすためには掃除が欠かせません。毎日掃除機をかけ、窓を磨き、ベランダの落ち葉を掃いて、お布団を干すのでベランダの桟も拭いています。せっかちなので、庭の木に今にも落ちそうな枯れ葉があると先取りしてしまうほどです。

何でも自分でやらないと気が済まないという性格上、家政婦さんに頼らずにいるのですが、家事をしながら体を動かすことは私の運動法であり、健康のバロメーターでもあります。

自分のペースで自由に過ごせるのは一人暮らしの特権ですね。連れ合いのいる人生も素敵ですが、私は結婚しない人生を選んだのですから、孤独だという発想は手放し、一人を楽しまなくてはです。好きなように暮らし、気持ちがいいなと思えば自然と生きる気力が湧いてきます。

今がすべて。過去は振り返らず、未来を思い煩うことなくがモットーです。いつまで一人暮らしができるのかしら? 大切にしているものは最終的にどうなるのかしら? なんて考えはじめたら、今を楽しむことができなくなってしまうでしょう。「なるようになる」と気楽にとらえ、躍動的に生きていくと決めています。

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