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温かい日の翌日の気温の急降下…。冬から春にかけてはしもやけが起こりやすい時期です。特に今年は日中と夜の温度差や前日との温度差が大きい日が多く、寒暖差によってしもやけになるリスクが高くなっています。ユースキン製薬によると、しもやけ対策にはハンドケアや防寒、血行促進が有効なのだそう。しもやけが起こる原因と、改善策・対策をお伝えします。
この記事の目次
しもやけの原因は「冷え」と「温度差」
(寒暖差の多い日は年々増加傾向)
(かゆみ・痛み・腫れの症状が表れる)
手洗い習慣がしもやけの原因になることも しもやけに有効な習慣 (ビタミンE配合のクリームでケア) (防寒と血行促進)

しもやけの原因は「冷え」と「温度差」

 

(寒暖差の多い日は年々増加傾向)

しもやけは、最低気温5℃以下かつ一日の気温差が10℃以上あるような、「冷え」と「温度差」を感じやすい時期に起こりやすくなります。

過去10年の気象庁のデータをもとに分析をしてみると、しもやけが起こりやすい11月~3月で、「1日のうちの気温差が10℃以上ある日」は年々増加傾向にあることが分かっています。特に1月~3月は最低気温もさらに低くなるため、注意が必要です。

 

(かゆみ・痛み・腫れの症状が表れる)

皮膚で寒さ・暑さを感じると、自律神経によって体温を一定に保つように命令が送られ、血管が収縮・拡大します。

血管には動脈と静脈がありますが、通常、暖かいときはどちらも血管が広がって血流が促進され、寒いときは血管が細くなります。ところが、急に温まると、動脈はすぐに太さが戻るのに対して、静脈はゆっくりと戻ります。このときに、手足の血行不良が起き、炎症が起こることで「しもやけ」になります。

しもやけになると、かゆみ・痛み・腫れの症状が表れます。重症化すると日常生活に支障をきたす場合もあるため、早めのケアが大切です。