[特集]
幸せに生きるための「終活」
●注目記事●
〈海に散骨が夫婦の希望〉
夫の生前葬は 賑やかに。
老いも洒落にして 笑い合って
藤田弓子
モノを捨てるよりも友だちを増やしたい
私は今年74歳、夫の河野洋(構成作家)さんは6歳上なので、80歳です。2人ともそれなりの年齢ですが、モノを断ったり捨てたりするような終活らしい終活は、とくにしていません。
まわりを見ていると、終活のために持ち物を減らす人が多いみたいです。たぶん「遺される人に迷惑をかけたくない」という思いがあるんでしょうね。でも私はあまり、モノを捨てる気になりません。好きなものに囲まれて死ぬのは悪くないと思いますし、持ち物を減らすなら、体力のある60代から始めなきゃ間に合いません。
とはいえ、最近は少しずつ、大切にしてきたものを大事な人に差し上げたりはしています。たとえば着物。
私の母は72歳のとき、心臓の病気であっという間に亡くなりました。お洒落な人だったので、何十足と靴が残されていたし、洋服も大量にあって。私一人で、膨大な遺品の整理をしました。
着物もたくさんありましたが、私に着せたくて買ったものばかりですので、すべて受け継ぎました。でも最近は着る機会も少ないので、皆さんにもらっていただいています。
モノを減らす作業はせいぜいそのくらい。それほど積極的に進めているわけではありません。それよりむしろ、「増やす」ことを考えています。
増やすと言っても、モノを増やすわけではありません。素敵な友人を増やしたいと思っているの。私はいまだに、新しい友人を作り続けています。というか、自然に友人ができていくんです。
(一部抜粋)
他にも、東ちづるさん、酒井順子さん、島田裕巳さんの鼎談「しきたりに縛られずそれぞれにベストな選択を」、明石久美さん「すっきり旅立つために最低限備えたい7つのこと」、ルポ「「新しい供養のスタイル」を選んだら、思わぬ壁に阻まれて」などが掲載されています!
[第二特集]
いまどきの再婚
●注目記事●
〈「かかあ天下」と言われているけど幸せです〉
いろいろな偶然が重なって
40代で出会えたのは運命だった
LiLiCo×小田井涼平
結婚してから、丸一日一緒にいられたことがない
LiLiCo(以下、L) 今年の7月27日に、私の故郷のスウェーデン・ストックホルムで結婚式を挙げたとき、 パパ(小田井さんの呼び名)は、牧師さんの前で大泣きだったでしょ。見ていた参列者もみんな号泣して。
小田井(以下、小) いろんなことが頭に浮かんできちゃってさ。お父さんにご挨拶したらすごく喜んでくださって、胸のつかえがおりたこととか。それと、スウェーデンにいるときのLiLiCoはとてもナチュラルで、いつも以上に表情がイキイキしていた。それを見て「本来の彼女はこういう感じなんだ」と、すごくホッとしたし。
L 日本では仕事モードだけど、向こうでは「娘」でいられるからね。
小 この結婚式を実現させるために、向こうの役所や教会との細かなやりとりから、レストランでのメニューの交渉、日本から来る友人たちの滞在中のプランまで、全部やってくれて、本当に頑張ってたよね。
L 人まかせにできないのよ。
小 牧師さんの前での愛の誓いのとき、そういったあれやこれやが走馬灯のように浮かんできて、堤防が決壊したように一気にドッと……。
L 結婚式の様子は、スウェーデンを特集した『日立 世界ふしぎ発見!』(TBS系)でオンエアされたけど、兵庫県のパパの実家でそれを見たパパの甥っ子が「おっちゃん、泣いてるわ」って大笑いしてたって。
小 しょうがないよ。とにかく感動したんだから。
L 私たち二人とも忙しくて、結婚してからの2年間、丸一日一緒にいられたことが一度もない。それだけにスウェーデンでの1週間、初めてずっと一緒にいられたのも嬉しかったな。
小 本当にいい時間だったね。
(一部抜粋)
他にも、 三船美佳さんインタビュー「「ああいう人がパパだといいな」娘の言葉に背中を押されて」、ルポ「孤独や不安を乗り越え、 「シニア婚活」で幸せに」、山田美保子「芸能界の再婚列伝」が掲載されています!
[読みもの]
〈中村竜太郎の 「会いたい人に、会いに行く!」〉
ゲスト・アントニオ猪木
「天国の妻へ、『元気ですかー!』」
中村 8月27日、奥様の田鶴子さんが62歳でお亡くなりになられました。お悔やみ申し上げます。公私ともに猪木さんをお世話していらっしゃいましたね。「ズッコさん」の愛称で親しまれていましたが、猪木さんはなんとお呼びになっていたんですか。
猪木 正式に結婚したのは2年前なんですが、旧姓の「橋本くん」でずっと通していました。出会ったのは私が現役を引退した後の1999年。写真集を出そうという話になって、写真家だった彼女にお願いして、パラオで撮影をした。最初は仕事の付き合いだったんです。
中村 そして専属カメラマンになられた。
猪木 うん。やっぱり強烈な印象があるのは、1994年以来私は33回北朝鮮を訪問しているんだけど、彼女が一緒にくっついてきたときだね。北朝鮮は会談の写真はダメ、現地のここはダメとか、特にカメラに対してすごく警戒する。ところが彼女は人の懐に入るのが天才的というか、生まれつきの人柄なのか、いつの間にか北朝鮮高官にすごく好かれて、自由に撮らせてもらっていましたね。
中村 へえ。
猪木 カメラマンによっては北朝鮮の暗部、汚いところばかり撮りたがる人がいるけれども、彼女は違った。彼女があるがままに撮影していたら、信頼を勝ち得た。だから今回も北朝鮮から丁寧な弔いのメッセージをいただきました。
中村 直近20年間の猪木さんの写真のほとんどが、田鶴子さんの撮影によるものですね。
猪木 私が東京ドームで引退試合をやったときも、他人が入って来ない控室にカメラを携えてズカズカやって来る(笑)。四六時中私にくっついていて、もう(写真は)いいだろうと思うこともあったんですが、結局、撮る側と撮られる側の信頼関係です。それが本能的にお互いわかっていて、何が撮りたいのかなとか、こういう感じかなっていうのは言葉じゃなくてわかるんですけど、それが日常的なコミュニケーションだったのかもしれません。
(一部抜粋)
他にも、
〈ステージⅣの告知から10ヵ月〉
舌がんと 食道がんから生還して、
ささやかな幸せに 気がついた
堀ちえみ
〈師が明かす、伝説の歌手の"いま"〉
三浦百惠さんにキルトを教えて32年。
針と糸が縁をつないで
鷲沢玲子
〈朝ドラ『スカーレット』の原点。 作陶に命を燃やす女性陶芸家の素顔〉
信楽の火と土が、ここまで 私を生かしてくれた
神山清子
〈氷上に舞う! Men’s figure skating 2019-20〉
島田高志郎
撮影・文◎田中宣明
〈スピリチュアル・メッセージ&フィジカル・ヒーリング 特別篇
たましいのメッセージに耳を澄ませて〉
江原啓之×圓尾和紀
日々の食習慣が心をつくる。 今こそ本物を口にすべきです
[カラーグラビア]
〈スペシャルカラーグラビア&対談 〉
佐藤勝利(Sexy Zone)× 高橋海人(King & Prince)
青春を全力で
などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!