20代、30代の若者も足を運ぶように
ベイビーブーはともしびを舞台に新たなファン層を開拓。ライブに足を運んでくれるお客さんも増えてきた。と同時に店側にも客層に変化が訪れる。
「ベイビーブーのおかげで若い世代が増えてきたんです」と喜ぶのは齊藤さん。シノブが音楽学校で教えていることもあり、20代、30代の若者も足を運ぶようになったともしびは、文字通り世代を超えた空間となっていた。
2017年にはオリジナルソング「ごめんね…ありがとう」と「花が咲く日は」を発売。毎月欠かさず開催を続けたライブで披露したところ、リクエストがどんどん増えていく。
「最初に知らない曲ばかり並んでいたリクエストランキングの中に、自分たちの曲が入るようになりたいという気持ちはずっと持っていました。いつかはトップになりたいとも…」と話すチェリー。
その夢は2018年にかなう。ついに「花が咲く日は」がリクエストランキングの1位に輝いたのである。そしてその記録は2019年にも続き、いったいいつまでこの記録が伸びるのかと誰もが注目する中でのコロナ禍への突入だった。