親にも嘘をついた

わたしは親にもお金を借りていたことがある。

最近のインタビューで
「ご両親には、ギャンブルでお金がなくなったから、ギャンブルで取り戻したいから貸してほしい、と頼んだんですか?」
と聞かれた。

「いやいや、そんなことを言って貸してくれる親はいないでしょう!ははは、まあ生活費だとか嘘をついて借りるわけですよ」
と答えると、

「なるほど、嘘をついて、親からお金を借りていたんですね」
と深刻にインタビュアーから言われてしまうと、まあ、はい、そういうことに、なります、と下を向くしかない。

嘘を一つつくと、次の嘘のハードルは、かなり下がる。それに一つ嘘をつくと、それを守るために嘘の上塗りをしていかなくてならないので、自分でも、何が嘘だったのかわからなくなったりして、嘘をついている、という罪悪感をあまり感じなくなっていたように思う。

NEWS23、出演直前のスタジオ(写真提供◎青木さん)