親にも嘘をついた
わたしは親にもお金を借りていたことがある。
最近のインタビューで
「ご両親には、ギャンブルでお金がなくなったから、ギャンブルで取り戻したいから貸してほしい、と頼んだんですか?」
と聞かれた。
「いやいや、そんなことを言って貸してくれる親はいないでしょう!ははは、まあ生活費だとか嘘をついて借りるわけですよ」
と答えると、
「なるほど、嘘をついて、親からお金を借りていたんですね」
と深刻にインタビュアーから言われてしまうと、まあ、はい、そういうことに、なります、と下を向くしかない。
嘘を一つつくと、次の嘘のハードルは、かなり下がる。それに一つ嘘をつくと、それを守るために嘘の上塗りをしていかなくてならないので、自分でも、何が嘘だったのかわからなくなったりして、嘘をついている、という罪悪感をあまり感じなくなっていたように思う。