診断監修を担当した中園ミホさん。脚本家。1959年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、広告代理店勤務、占い師を経て、脚本家に。代表作に『やまとなでしこ』『ハケンの品格』『Doctor-X 外科医・大門未知子』『花子とアン』『西郷どん』など。2025年放送予定のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の脚本を担当。また、占い師としての経験を生かし、エッセイの執筆やウェブサイトの監修も手掛ける。最新刊は『強運習慣100 運をつかんで幸せになる』(エクスナレッジ)。
「やまとなでしこ」「ハケンの品格」「Doctor-X 外科医・大門未知子」「花子とアン」など数々の名作を世に送り出してきた脚本家の中園ミホさんは、50年以上のキャリアを持つ占い師としても活躍中だ。占いサイト「中園ミホ 解禁! 女の絶対運命」が人気だが、このたび新たに人間関係の悩みに特化した性格診断サービス「だったら! マンダリアン!」の配信がスタート。その醍醐味や込められた想い、そして人生の出会いについて聞いてみた。

私たちは毎日、「誰か」に悩んでいる

私は占い師としてたくさんの方々の悩みを聞いてきました。仕事のこと、家庭のことなど悩みの種類はさまざまですが、結局のところ、ほとんどが人間関係の悩みに集約されるのです。もっともわかりやすいのは恋愛でしょう。自分とパートナーとの相性を調べたり、気になる人との恋の行方を占ったり、誰しもそういう経験ありますよね。もちろん「2人=1対1」の相性は重要なのですが、実のところ、恋愛における人間関係は1対1だとは限らないのよねぇ…とずっと思っていました。片想いならライバルがいたり、交際中であっても三角関係だったり、相手の家族や自分の家族の存在を無視することはできないのですから。

「だったら! マンダリアン!」の画面。グループ内の相性などを占える

家族、きょうだい、友達、ママ友、仕事仲間、趣味仲間といった周囲の人たちとの関係性に悩む人もいます。私たちは毎日、いくつもの人間関係グループの中で「何か」に悩んでいるというより「誰か」に悩んでいる。

一説によれば、中国で生まれた四柱推命は戦の時に敵の性質を知り、戦略を立てるために使われていたとのこと。少なくとも私はそう習ったので、現代の生活に置き換えて、人間関係のストレスから逃れるために活用したら? と考えるようになりました。周囲にいる人の性格を把握したうえで付き合い方の戦略を練れば、問題から解放される可能性がグッと高まるはずだと。人間関係の悩みに特化したサイト「だったら! マンダリアン!」は、こうした思いから生まれました。