あらためてあらすじ
戦争孤児の道男を猪爪家に居候させることを決めた寅子に対し、小橋(名村辰さん)は「なーんで、自分からどんどん問題を抱え込むかね。しかもあんな問題児を預かるなんて」と発言します。
対して多岐川は「昼間、君の家にはご婦人しかいない。そう考えると預かったのは軽率な判断だったかもしれん」と懸念を示すと同時に、「理想のためにもがく人間に口出しするのもいささか軽率だ」と小橋に伝えました。
その頃、猪爪家では道男がはるの財布を盗もうとするが、はるに諭され思いとどまります。
それから、亡き直道(上川周作さん)の服を着た道男を見て「直道さんがそばにいてくれたら…」と涙を浮かべる花江(森田望智さん)の前に突然正座。「オレ、なれないかな。その人の代わりに」と告白したために、花江は戸惑います。
道男が「なあ、頼むって、花江ちゃん」と花江の腕を握ったところで、花江の息子・直人と直治が道男に殴りかかりました。
駆けつけたはるから疑いの目を向けられた道男はそのまま家を飛び出し、消息不明に。
はるは自らを責めつつ、直道の名前の候補が「道男」であったことから「放っておけなかったのよ」「ごめんなさいね」と花江に胸の内を明かしたのち、その場に倒れてしまいました。