お金が貯まるし、投資への抵抗も減らせると、いいこと尽くめ!

先取り預金をよりわかりやすく仕組み化をするためには、銀行口座は3つに分けることを前項で推奨しました。

「使う口座」「貯める口座」「増やす口座」用の各々の口座について、1つずつ解説しましょう。

(写真提供:Photo AC)

●使う口座

お金を使うことを目的にする口座。

食料や日用品などにかかる日々の生活費の他、電気水道などの光熱費、スマホ代、クレジットカードで使った額、ネット決済、ローン返済など口座から引き落としになるものすべての支払いをここに集約することで、お金の流れがクリアになります。

「家賃・ローン返済はA銀行、水道光熱費はB銀行、スマホ代とクレカ代はC銀行……」などとなっていると、入出金の管理もややこしくなります。そして、合計でいくら支払っているのかも見えにくくなってしまいます。

もし現段階でばらばらになっているなら、1日時間をとって面倒でも口座を1つにまとめましょう。

こうすることにより、毎月の支出を視覚化できて、お金の流れがわかるからです。