旧紙幣との違いが目立つ!
偽造対策の強化とユニバーサルデザインの向上を目的とし、新紙幣にはさまざまな変更が加えられています。
特徴的なのは、表面の左下に施された「3Dホログラム」です。すでに新紙幣を持っているという人は、試しに左右に少し傾けてみてください。角度によって肖像の向きが変わるはずです。このような、紙幣に3Dホログラムを採用した例は世界で初めてだといいます。
もう1つ大きな特徴として、旧紙幣では漢数字で大きく描かれていた「千円」「五千円」「壱万円」の額面が新紙幣では小さくなり、代わりに旧紙幣では小さく描かれていたアラビア数字が大きくなっています。
漢字が読めない外国の人などに配慮しての変更ですが、旧紙幣との違いが一目瞭然なため、初めて新紙幣を手にした人は驚くことが多いようです。SNSでは現在、「一瞬外国紙幣かと思ってしまった」などの声が見られます。
そもそも、紙幣が新しくなったのは平成16年(2004年)以来20年ぶりのこと。長く慣れ親しんできたデザインが一新され、違和感を覚えるのは当然のことといえます。
そんな新紙幣ですが、レジや自販機によってはまだ対応していないことがあるようです。筆者も先日、ATMで下ろした千円札がすべて新紙幣だったということがありました。コンビニのレジで恐る恐る差し出してみたところ問題なく使えましたが、万が一のことを考え、しばらくは財布に旧紙幣をストックしておくことになりそうです。
