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There’s too much rubbish on the streets. Let’s go plogging.
(道路にゴミが多すぎる。ゴミ拾いしながらジョギングしよう。)

【キーワード】
plogging = ジョギングしながらゴミを拾う

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「流行語大賞」は英語にもある! 

日本では毎年、新語や流行語が話題になりますが、英語圏でも新語が生まれています。

2018年流行したのは、環境問題についての新語です。例えば、plog-ging(プロッギング)。これは「ゴミを拾う」という意味のスウェーデン語 plocka upp と、英語の jogging(ジョギング)を合わせた語で、ジョギングをしながらゴミを拾う運動です。

そして、同じく環境問題への意識の高まりから注目されたのが、プラスチック。2018年の Oxford Chil-dren’s Word of the Year(オックスフォード大学出版局が、子どもの作文コンテストの応募作を分析して発表する単語)は、まさに plastic でした。

プラスチックゴミによる海洋汚染の問題は、日本でも話題になっていましたね。各国で、プラスチックを使用した製品を禁止する動きがあります。

一方、『Collins(コリンズ)』という辞書が昨年選んだ単語は single-use(シングル・ユース)。これは「一回しか使わない」、つまり「使い捨て」のことですね。昨年は環境保護の観点から、single-use を減らそうという動きもありました。

『Oxford English Dictionary』が選んだ単語は toxic(トクシック)です。これは「毒の」という意味で、環境問題について話すときによく使われます。例えば、有毒廃棄物は toxic waste(トクシック・ウェイスト)です。最近、toxic はイギリスとアメリカの政治に対しても使われるようになりました。不快な政治環境であることを toxic political environment(トクシック・ポリティカル・エンバイロメント)と言います。