自立型高齢者施設の魅力!
人生も後半、元気に過ごしていても、ふとした瞬間に「今のままで大丈夫かな?」「怪我や病気になったらどうしよう」「ひとりでいるのが怖い」など、いろいろな不安に悩まされることがあるのではないでしょうか。
それらの不安を払拭してくれるのが、元気なうちから入居する〈自立型シニア住宅〉です。自宅と自立型シニア住宅を比較、住み替えも考えながら、充実した暮らしを実現しましょう。
高齢のおひとりさまの増加で
シニア住宅に注目が集まる
日本は現在、超高齢化社会です。超高齢化社会とは、国連の定義によれば、「65 歳以上の人口が総人口の21%を超えた状態」。令和5年の日本の総人口は1億2435万人。65歳以上は3623万人で、総人口の約29%! しかも、2050年に向けて総人口は減少する一方、逆に高齢者人口と割合は増加の一途をたどります(下記グラフ)。高齢になり要介護状態になっても、介護を担う若手人口が少ないのです。
高齢になっても元気で過ごすためには、日頃からバランスのとれた食事や運動、周囲との交流を心がけることが大切です。それらを実現できるのがシニア向けの施設や住宅(以下シニア住宅)です。近年増加傾向にある〈高齢のおひとりさま〉にも最適な住まいとして、入居者も増えています。
〈自立型〉施設が人気
選ばれる理由とは?
シニア住宅と聞くと、介護が必要になってから入居する施設を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし現在では、元気なうちから住まう〈自立型〉のシニア住宅が増えています。自立型とは、文字通り健康で元気な高齢者を対象としています。万が一、入居後に病気や怪我などで介護が必要になっても、施設ごとに設けられている介護や見守りなどのサービスを受けることができます。
自立型のシニア住宅が注目されているのは、自由と楽しさ、安心・安全が実感できるからです。元気な高齢者が楽しめる娯楽サービスやレクリエーション、サークル、イベントの充実や、中には温泉を設けているところもあります。そして、すぐ近くに誰かがいる、災害時に助け合える、高齢者を狙う事件や犯罪などへの対処・対策も万全です。
見学をすることで
これからの暮らしをイメージ
「住み慣れた自宅が良い」と考える方は多いと思います。しかし、これから年齢を重ねたときに、自宅での生活は快適でしょうか。怪我や病気、介護が必要になった時に手すりがない、段差があって動きづらい。食事の準備や片づけが面倒になり、食事の回数が減ってくる。外出が億劫になって近所との交流が希薄になり、孤独や寂しさを感じるようになる。自宅のあちこちに傷みが増え、メンテナンスが必要になる…。自宅は住み慣れている反面、多くの危険を伴うのです。
それらのことを踏まえつつ、まずはシニア住宅を見学してみてはいかがでしょうか。〈百聞は一見に如かず〉です。見学をとおして、これからの自分の暮らしを具体的にイメージできて、考え方や感じ方が変わるかもしれません。元気で健康な今だからこそシニア住宅を見学して、安心できる暮らしの実現に役立てましょう。
パンフレットやホームページだけでは分からない情報を感じましょう!
立地をはじめ、周辺や施設内の環境を確認するだけではなく、スタッフの対応や入居者の表情、施設内の匂い、雰囲気など、現地でないとわからないことを肌で感じましょう。また、見学時の時期も重要です。可能であれば、季節を変えて複数回、訪問するのもおすすめです。
『婦人公論』2024年10月号では
「自立型高齢者施設」として、
下記の施設を紹介しています。
◆〈ゆうゆうの里〉一般財団法人日本老人福祉財団
(介護付有料老人ホーム)
◆中銀ライフケア横浜希望ヶ丘
(介護付有料老人ホーム)