「…佐田?」

続けて美雪は「なぜか分からないけど急にクビだって。」と話しています。

その様子を見て「美雪さん?」とつぶやく寅子。

自分なりに頑張ったが、きちんと売り上げを伸ばせなかったことが原因かも、と続けながら「でも多分、私が駄目で悪いんだと思う」と話したところで、優未は「あ、あのう」と話しかけます。

詳しくは言えないけれど、と添えつつ、あなたが駄目なのでも悪くもないと伝えます。

そのうえで自信なさげに、労働基準法の第20条にある雇用主の解雇予告義務を伝えると、「合ってる!合ってる!」と応援する寅子。

続けて優未が「みんなが持っている権利なので使わないと…。もしよろしければ弁護士に相談なさったらどうですか? 私の知り合いで良ければ紹介します。佐田優未の知り合いと言ってくだされば」と言うと、美雪は「…佐田?」とつぶやきます。

さらに「法律はあなたの味方です」と優未が伝えると、寅子は黙って後ろでうなずくのでした。