独立3か月前:タダ(ぐらいの気持ち)で仕事をする

人との繋がりができたら、会社員と並行しながら副業を始めていくよ。

会社員をしながらフリーランスのような動きをすることを「お試しフリーランス」と言ったりしますが、この段階で仕事がなかったり、うまく能力を発揮することができなければ、フリーランスになっても成功しない可能性が高いです。

(写真提供:Photo AC)

練習で成功しなければ、本番でも成功しないということ。

とは言ってもそこは「お試し」なので、時間は限られてくるし、本業があるなかで副業をやらなくてはいけないので大変ハードな状況ではあります。

さらに、実績のないうちは相手も仕事を頼みにくい。どのくらいのことができるのか、どのくらいのクオリティで仕上げられるのかがわからないからです。

これが社内であれば、どんな仕事ができるのか、どのくらい仕事ができるのかを周囲が把握してくれているので「この人にこの仕事をお願いしよう」と依頼が降ってくるけれど、社外で仕事をするとなると、まずは自分にできることをアピールしなくてはいけません。

本業で名の知れた企業の名の知れたサービスに携わっていたり、対外的にアピールできる仕事があるのならそれを活用すればいいけど、たとえば「本業は営業だけど、副業でイラストレーターをやりたい」などの場合は、新たに提示できるような実績が必要です。

そこで、スタートダッシュ時点で仕事依頼がないなら、思い切って「タダぐらいの気持ちで仕事を受けてしまう」スタンスも必要だとわたしは考えています。

それは、自分を安売りするのではなく、あくまでスタートを切るための「実績」と「口コミ」を作るため。