至高のレディ・シンガー
「紅白の大トリ」を2年連続で務め、日本の音楽史上、最高のシンガーの1人である八代亜紀が、NHKに残した貴重な歌唱シーンを集成したDVDと「舟唄」「雨の慕情」などビッグヒットを収録したCDを同梱した『八代亜紀 プレミア歌唱集』がリリースされた。
1973(昭和48)年から1981(昭和56)年にかけての八代亜紀の歌唱シーンを集めたDVDには、初登場となった『第24回NHK紅白歌合戦』での「なみだ恋」から、『第29回NHK紅白歌合戦』での「故郷へ‥‥‥」にかけての大晦日の歌唱が収録されている。
小学生までが「雨々ふれふれ もっとふれ」の手ぶりを真似するほどのブームとなった「雨の慕情」は、リアルタイムの『NHK歌謡ホール』(1981年)などの映像も存分に味わえるという。
改めて八代亜紀のパフォーマンスを映像と音で堪能すると、彼女の従来のイメージである「演歌の女王」の枠を遥かに超えて、例えばジュリー・ロンドンやビリー・ホリデイのような「至高のレディ・シンガー」であることを実感する。これほど豊かな表現力だったのかと。