お屠蘇の中身は地域で異なる?

お屠蘇は甘酒と並び、お正月に飲むお酒としてよく知られています。ただ、その中身は地域によってさまざまです。

(1)日本酒やみりんに屠蘇散(とそさん)※を漬け込んだもの。

(2)何も加えていないそのままの日本酒。

(3)その土地の地酒。

※複数種類の生薬を配合したもの。使用される生薬は地域によって異なる。

傾向として、関西では(1)、関東や東北では(2)をお屠蘇とする地域が多いようです。(3)のお屠蘇は主に九州で見られ、代表的なものとしては熊本県の「赤酒」があります。

このように、地域ごとに中身が大きく異なるお屠蘇ですが、原料にみりんやお酒を使っている点は基本的に共通です。そのため、子どもや妊娠中の人、お酒に弱い人、車の運転をする人は飲まないようにしましょう。

「67歳、はじめての一人暮らしで迎えた年末年始。自分が好きなおせちだけを作り、ソファーの上で一人除夜の鐘を聴く。そして毎年元旦に必ず行うこととは…」はこちら