この記事の目次
使用期限はどのくらい? 電池残量を知るには?
長持ちさせる裏ワザは?
普段使わない電子機器、電池は入れたままでいい?
どれくらい備蓄すれば災害時に安心? 液漏れや白い粉の付着が見られたら? どうやって処分する?

長持ちさせる裏ワザは?

電池を長持ちさせるには、購入時の状態のまま保管するのがベストです。

乾電池を包んでいるフィルムを外すと、電池が空気に触れることで放電が進み、徐々に電力が失われてしまいます。それだけでなく、もし開封した電池同士でプラス極とマイナス極が接すれば、ショートを起こす危険性もあります。

ただ、「すでにフィルムを外してしまった…」という場合でも大丈夫です。電池をラップで包めば、フィルムと同じ役割を果たしてくれます。やり方は簡単で、乾電池をしっかり包み込める大きさのラップを用意し、ぐるぐる巻きにして、プラス極とマイナス極部分が空気にさらされないように包むだけです。

保管する場所は、日が当たらず湿気の少ないところにしましょう。温度は10~25度が適温です。適切に保管することで、電池の寿命が保たれます。

 

 

普段使わない電子機器、電池は入れたままでいい?

ラジオや懐中電灯は、いつでも使えるように備えておきたいですよね。しかし電池を入れっぱなしにしていると、いざというときに電池が切れていたり、液漏れを起こしたりする恐れがあります。警視庁はそのような電子機器には「絶縁体を挟む」ことを推奨しています。

〈絶縁体の挟み方〉

1.クリアファイル(またはそれと同じくらいの薄さと硬さがあり、はさみで切れるもの)を用意する。これを絶縁体にします。

※電気を通さないものであれば何でも大丈夫です。

2.クリアファイル(絶縁体)で乾電池の端子を覆い、電池蓋を閉めても引手が出るくらいの大きさに切り取る。

3.クリアファイル(絶縁体)がずれないように蓋を閉める。

注意として、防水性がある製品など、電池ボックスの気密性が高いものは、引手を外に出すことは難しいです。そういうものは電池蓋を開けておき、絶縁体を取り出せるようにセットしましょう。

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