いざというときのため備蓄しておきたい乾電池。最近は充電式の電化製品が増えたので、「気づいたら使い切れないほどストックが溜まっていた」「部屋を片付けていたら未使用の古い電池が出てきた」という悩みがあると思います。そこで知っておきたい、乾電池の使用期限や残量の調べ方、正しい捨て方をご紹介します。長持ちさせる裏技もあります。
この記事の目次
使用期限はどのくらい?
電池残量を知るには?
長持ちさせる裏ワザは?
普段使わない電子機器、電池は入れたままでいい?
どれくらい備蓄すれば災害時に安心?
液漏れや白い粉の付着が見られたら?
どうやって処分する?
使用期限はどのくらい?
乾電池は未使用であっても、化学反応(自己放電)によって電力が徐々に失われていきます。
乾電池の使用期限の目安は、マンガン電池が製造年月日から約2年、アルカリ電池が約5年です(メーカーにより多少差は出ます)。
国内の乾電池メーカーは使用推奨期限を電池の側面やマイナス極側に記載しているため、この期限までであれば、問題なく電池性能を発揮できます。
電池残量を知るには?
最も正確なのは、「電池チェッカー」を使うという方法です。電池をセットするだけで残量が詳しく確認できます。ただし、製品によって対応している電池の種類が異なるため、購入の際は注意しましょう。
電池チェッカーがない場合は、以下の方法で調べることができます。ぜひお試しください。
・垂直に落として確認する方法(アルカリ電池のみ)
1.乾電池をプラス極が上、マイナス極が下になるよう縦に持つ。
2.地面(平らな床や机など)から3~5センチほどの高さから垂直に落とす。
マイナス極が接地した際、しっかり立つものは新品並みの電池残量があります。
※高所から落とすと、乾電池が液漏れしたり破裂したりする恐れがあるので注意してください。
アルカリ電池は、使用するにつれてマイナス面が膨らんでいく特徴があります。そのため、マイナス極が接地した際、しっかり立つものは新品並みの電池残量があると考えられるわけです。
・スマホのカメラで判別する方法
1.乾電池をテレビやエアコンのリモコンにセットする。
2. スマホのカメラをリモコンの赤外線発信部分にかざした状態で、リモコンのボタンを押す。
カメラ画面を通して見て、赤外線発信部分が光って見えれば電池残量があります。光が強ければ残量が多く、光が弱ければ少なくなっていると見込まれます。