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Recently I’ve become a health nut.
(私は最近健康オタクになった。)
【キーワード】
nut = オタク、マニア
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あなたは何のオタク? 英語圏のいろんなマニア
僕は一昨年、初めてコミックマーケット(通称コミケ)に行きました。漫画やアニメの同人誌、コスプレ、フィギュアが見られて面白かったです。こうしたオタク文化は海外でも人気で、otaku という単語が世界共通語になりつつあります。
オタクと似たものにマニアという単語も。これは mania や maniac という英語ですが、病的なほどといったニュアンスがあり、かなり強い言い方です。そのため、英語圏ではあまり使いません。
かわりによく使うのが nut(ナット)。nut は「木の実」のことですが、マニアという意味もあります。例えば「健康マニア」は health nut(ヘルス・ナット)、「銃マニア」は gun nut(ガン・ナット)。日本では銃の蒐集(しゅうしゅう)はできませんね。イギリスでも、狩猟や競技目的でないと所持できません。でもアメリカでは携帯用や、セミオートマチックなどの銃を集めるマニアがいます。
イギリスの鉄道マニアや鉄オタは、anorak(アノラック)と呼ばれています。anorakは、雨の日に着るパーカーのこと。雨の中 anorak を着て電車を眺めていることから、こう呼ばれるようになりました。アメリカは鉄道があまり多くないので、鉄オタは少ないと思います。
またイギリスには「鳥マニア」がたくさんいて、特にバードウォッチングをする人たちはbirder と呼ばれます。さらにマニアックな人たちが、twitcher(ツイッチャー)。twitcher は、珍しい鳥との出合いを求めて長い旅をします。そして観察することができた鳥の種をリストにし、そのリストの長さをライバルの twitcher たちと競いあうのです。