さつまいもはどこから来たの?
さつまいもは、メキシコを中心とする熱帯アメリカで生まれたとされています。紀元前800~1000年から、中央アンデス地方で作られていたそう。
日本には1600年頃、中国から琉球(沖縄県)、薩摩(鹿児島県)に伝来されたと言われており、“さつまいも”の名前もそれが由来とか。
他に、中国から伝わったことにちなんで “からいも(唐芋)”や、甘い芋という意味で“かんしょ(甘藷)”とも呼ばれていたそうです。
関東地方に広まったのは江戸時代。八代将軍・徳川吉宗の頃に起きた享保の飢饉の際、蘭学者の青木昆陽によって、千葉県内で行われたさつまいもの試験栽培が成功したことがきっかけ。そこから全国に広がり、飢饉に苦しむ人々の救いになったとされています。その功績をたたえて、千葉県の幕張に昆陽神社(別名「芋神さま」)が建立されました。