ひ孫の大学入学、そのとき俺の歳は…
父と会話が弾むのはうれしいが、見下されたり、呆れられたりすると、どうしても腹が立ってしまう。
さまざまな情報に触れ、認知症患者である父に寄り添うことが必要なのはもう十分わかった。
でも目の前にいる父はただひとりの存在。誰だって性格や症状は個々それぞれなはずだ。寄り添うことだけに固執していると、私が壊れてしまいそうだ。
「寄り添いをベースに、柔軟に対応しよう」そう思い直した。
第53話へ続く。
父と会話が弾むのはうれしいが、見下されたり、呆れられたりすると、どうしても腹が立ってしまう。
さまざまな情報に触れ、認知症患者である父に寄り添うことが必要なのはもう十分わかった。
でも目の前にいる父はただひとりの存在。誰だって性格や症状は個々それぞれなはずだ。寄り添うことだけに固執していると、私が壊れてしまいそうだ。
「寄り添いをベースに、柔軟に対応しよう」そう思い直した。
第53話へ続く。
大阪府出身。フリーランスのデザイナーとして働きながら、インスタグラムで子育てエッセイ漫画を投稿。「オーマイ・ダッド!父がだんだん壊れていく」が連載漫画、作画デビュー作。
インスタグラム@tongari.megane_digital
ブログ「※あくまでウチの場合。」
https://tongarimegane.napbizblog.jp
1995年朝日新聞社北海道支社主催「らいらっく文学賞」に入賞。以来、多数の連載を持つほか、「食と健康」がテーマのラジオ番組のパーソナリティを務める。農林水産省・食料農業農村政策審議会委員などを歴任。著書に『ハッカの薫る丘で』(小社刊)『古民家再生物語』(小社刊)など。2022年より拓殖大学北海道短期大学客員教授