[特集]
〈妻・母・娘はひと休み〉
「わたし」を大事に生きてみる
●注目記事●
〈コンプレックスを逆手にとって、これからは自分らしく〉
「誰からも愛される歌手」は、もう目指さない
氷川きよし
思い切り脚を出したかった
2019年はデビュー20周年。その記念的な年に、「限界突破×サバイバー」を歌う映像がSNS上で一気に話題になったことがきっかけで、演歌歌手という枠を超えた、自由な表現ができる機会を与えていただけました。また、40代となり、歌い手として「成人」とも言える20年を迎えたことで、歌のジャンルも飛び越え、衣装やメイクなどビジュアル的にも、自分らしい新たなチャレンジができるようになったのかな、と思います。
昨年12月の東京国際フォーラムでのコンサートでは、真っ赤なエナメルのホットパンツで「限界突破×サバイバー」を歌いましたが、どうしてもあの衣装を着て、思い切り脚を出したかった。きわどい短さだったので、リハーサルのときに「脚を広げないで」と言われていたけれど、いざ本番になったらスイッチが入って、すっかり忘れちゃった。(笑)
実を言うと、昔から細い脚がコンプレックスだったんです。デビューしてからも、脚を鍛えるために走ったり、苦手な筋トレをしたりしました。でも、脚に負い目を感じて隠すより、思い切って見せちゃえと思った。細くてもきれいに見せる方法を考えればいいし、コンプレックスを逆手に取るほうが面白いと。えっ、美脚でしたか? 良かった! 美に対してはすごくこだわりがありますし、自分流の見せ方や表現の仕方は持っているので、これからはそういう自分を大切にしたいですね。
脚のこともそうですが、ずっとコンプレックスの塊で、デビュー以来「できない自分」を責めてばかりいました。演歌の世界は男らしさの“型”を求められますが、たとえば、袴一つ着るのもなかなかサマにならず、舞台で殺陣をやることを求められてもまったくできなくて、そのつど落ち込みました。
(一部抜粋)
他にも、鈴木保奈美さんと林真理子さんの対談「「わたしファースト」の時間がまた帰ってきた!」、中村メイコさん、神津カンナさん、神津はづきさんの母娘鼎談「つかず離れずの関係は、〝規格外〟の母がいたから」、もちぎさんのインタビュー「ゲイ風俗の世界に飛び込んで生きている実感を取り戻した」などが掲載されています。
[第二特集]
〈令和の新しい風〉
天皇陛下と雅子さま
●注目記事●
〈国民との触れ合いのなかで〉
雅子さまの笑顔に秘められた
新皇后としての生き方とは
友納尚子
二〇一九年十二月二十六日、宮城県丸森町に自衛隊のヘリコプターで到着した皇后雅子さまは、グレーのパンツスーツ姿でさっそうと降り立った。
昨年十月に東日本や東北に甚大な被害をもたらした台風十九号による被災地を見舞われた雅子さまは、復旧に時間が掛かっている街並みを見渡すと、言葉を失われたという。天皇陛下が即位されてから初めての被災地訪問だった。雅子さまの足取りは力強く、精力的に仮設住宅の被災者を見舞われた。
本降りの雨となった午後には、ヘリコプターで人的被害が最も大きかった福島県本宮市へ移動した。
「皇后になられてからの雅子さまのお務めは、実にお忙しいものでした。十二月に長く続いた即位関連の行事が終わり、年末年始は誕生日文書や歌会始の和歌を考えられる他、新年祝賀・一般参賀などが続く一年のうちで最もお忙しい時期と言われる中で急遽、被災地へ行くことが決まりました。当初は、皇后さまの体力は大丈夫なのかと心配の声もでましたが、両陛下の被災者に対する思いは強く、『年内のどこでもいいのでスケジュールを入れて欲しい』とお気持ちを示されて、実現したそうです」(宮内記者)
福島県への訪問は、二〇一五年の東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興状況視察のために訪問されて以来、四年ぶりのことだった。
東日本大震災で被害にあった女性(52歳)が沿道にいた。
「雅子さまに再びお目にかかれたことで、来年も頑張って行こうという気持ちになりました」と語っていた。(一部抜粋)
他にも、 写真とお言葉で振り返る「お二人で支え合い、築かれた ご一家の軌跡」、
アンドルー・B・アークリーさんの「オーストラリアからきた私と、学び、遊び、語らった日々」などが掲載されています!
[読みもの]
〈カラーグラビア&インタビュー〉
スーパー銭湯から 愛を込めて
純烈
ライブで一緒にはじけましょう!
酒井 2019年は休みがほぼなかったね。「明日から1週間休み」って言われたらどうする?
白川 2日かけて家を片づける。残りの日は釣りをしたり観光名所を巡ったり、温泉に浸かりたい。
後上 最初と最後の2日間ずつ家でゴロゴロして、中3日は親を連れて旅行に行きたいなあ。
小田井 妻が「急すぎて旅行の手配もできない。どんなマネージメントをしているの!」とクレームを入れて大騒ぎになると思うので、毎朝仕事に行くふりをする。(笑)
酒井 僕は友人に片っ端から連絡して会う約束を取り付け、喋りまくるな。でも、忙しいのはありがたいこと。19年の紅白歌合戦出場は、嬉しさよりホッとした気持ちが勝った。1月にメンバーが脱退して、山あり谷ありだったから。(一部抜粋)
[付録]
よく当たると大評判!
中津川りえの
傾斜宮占い2020 金運篇
他にも、
〈後輩のために、裏方仕事も喜んで〉
堂本光一
舞台に立つために欠かせないのは「愛」
〈〝鬼嫁〟キャラ、別居15年報道の真相を親友と語りあう〉
カイヤ×岡野あつこ
「離婚して幸せになる」 それが麻世への一番の復讐だから
〈兄弟対談 夢は大河ドラマの主役を3人で務めること〉
中村福之助×中村歌之助
無敵の三本の矢で 歌舞伎界の「戦力」に
〈「偉い人」にならなかった、ウーマン・リブのカリスマ〉
田中美津
いまここに私が生きているのは、 たまたまにすぎない
[新連載]
婦人公論井戸端会議2020
司会=重松清
ゲスト=谷亮子/刈屋富士雄
オリンピックの舞台裏、ナイショ話
などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!